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日蓮大聖人・池田大作

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あとがき  

「闇は暁を求めて」ルネ・ユイグ(池田大作全集第5巻)

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1  あとがき
 最初にルネ・ユイグ氏にお会いしたのは、一九七四年四月、氏の来日のさいのことであった。つづいて、一九七五年五月、私が訪仏した折、滞在先のパリ郊外、ソー市にあるフランス日蓮正宗の会館で歓談した。
 この第二回目の出会いは種々の問題について議論がはずみ、語らいは二時間に及んだ。さらに掘り下げた討議をということになったが、私の滞在スケジュールは多忙を極めていたし、氏も急に日程をとることは不可能であったので、以来、この仕事は書簡の往復で進められた。
 こうして内容、分量とも一冊の本としてまとめうるものになったが、もともと書簡のやりとりで進めたので、構成は無秩序であり、整理し編集し直さなければ、そのままでは世に公にできるものではない。この頭の痛くなるような作業は、ユイグ氏が全面的に引き受けてくださった。ここに厚く感謝の意を表するものである。
 このようなわけで、まずフランス語版が完成し、一九八〇年秋にフラマリオン社から発刊された。フランス語から日本語への翻訳は書簡の往復の段階から桐村泰次氏によって行われてきたが、このほどフランス語版完本との照合が終わり、発刊できることとなった。
 この日本語版発刊にあたっては、講談社の服部敏幸会長の並々ならぬお世話をいただいたことを、衷心より感謝申し上げるものである。
 池田大作
2  この対談を実現させてくださったフランス日蓮正宗の代表の方々に、心からの感謝の意を表明したい。日蓮正宗欧州会議議長、山崎鋭一氏は、この仕事の遂行のために、不断の心遣いをされ、創価学会インタナショナル会員のウストン=ブラウン夫人は不屈の精神と細かい心配りをもって、この推進に協力してくださった。ことに夫人は、私の発言を記録したり、文章化、さらに校正刷りについても進んで引き受けてくださったのである。
 池田SGI会長の発言部分はパスカル・グリオレ氏によって慎重にフランス語に訳された。その他、カトリーヌ・ジョルジョン夫人、マリ=フランス・パンラエ夫人にも、種々お世話になった。これら、すべての方々に、謝意を表したい。
 ルネ・ユイグ

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