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日蓮大聖人・池田大作

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人間の運命と業(カルマ)  

「社会と宗教」ブライアン・ウィルソン(池田大作全集第6巻)

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12  (注1)トインビー(アーノルド・J)(一八八九年―一九七五年)
 今世紀最大の歴史家といわれた。ロンドン大学教授、王立国際問題研究所長、外務省調査部長を歴任。著書に『歴史の研究』『試練に立つ文明』等多数。A・J・トインビー・池田大作共著『二十一世紀への対話』(文藝春秋)は一九七五年に発刊された。
 (注2)神義論
 この世において悪が勝利を収めるという一見逆説的に見える事象に対して、神の全能と憐れみを説明し、正当化する論。
 (注3)パイアティスト(敬虔主義)運動
 十七世紀から十八世紀にかけて、主としてドイツのルター派教会内部に起こった宗教運動。形式化し教条化した正統派教会を批判、「敬虔なる生活」を志向した。イエスへの絶対的帰依、禁欲的苦行、神の絶対的恩寵、(霊的な)再生の体験等を奨励した神秘主義的傾向の運動。
 (注4)自由意志
 人間は自らさまざまに異なる行動の道を選ぶことができ、また、すべての現象や出来事は必ずしも厳密な原因・結果の法則によって決定されるものではないとする考え方。この自由意志の役割については、キリスト教の神学者の間で長期にわたって議論が戦わされてきた。

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