Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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人間にとって最重要なもの
「人間革命と人間の条件」アンドレ・マルロー(池田大作全集第4巻)
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訳者註
(5)マルローもこの言葉に同意するであろう。現代は文学の時代ではない、と彼は考えているようである。最近著『ネオクリティック(新批評)』においてマルローは「ヒロシマ、ケネディ、ガンジーといったノン・フィクションの領域がますます盛んになるとともに、文学が衰退していく」ことと「伝記は文学の最後の尾骶骨である」ことを指摘しているが、そういうマルロー自身、『アルテンブルクの胡桃の木』以降、文学的創作には二十年余りも筆を染めていなかった。その唯一の例外ともいうべき作品が『冥界の鏡』であるが、これとても、その第一部が『アンチメモワール(反回想録)』と名づけられているように、いわゆる回想録の反対であり、また文学としての伝記的手法の反対であることを考えなければならない。なお、『ネオクリティック』を含む『無常の人間と文学』が没後、遺著として刊行されるに至ったことを付記しておく。
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