Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

正義はなぜ迫害されるのか 「勝ってこそ正義」を忘れるな

「青春対話」(池田大作全集第64巻)

前後
14  「富士のごとく」動じない自分を
 ―― 高校生からの質問ですが、「どうして、池田先生は勇気をもって、どんな困難も越えていけるのですか。正直言って、今の自分では無理だと思う。どうしたら、先生のように強くなれるでしょうか」と。
 池田 「艱難に勝る教育なし」です。迫害に生き抜くほど、強く、偉大な人間となれるのです。
 私は、常に「大衆とともに」「大衆のために」という信念できた。
 一日一日が、自分自身の建設であり、それがすべての建設につながるという確信をもっている。中傷・批判も恐れない。裏切り者が出ても恐れない。いかなる時でも恐れないという、その努力の結果が、不敗不滅の自分をつくるのです。
 人生や戦いには、前進をする時もあれば、退いたりする時もあります。休んだほうがよい時もある。さまざまな変化があるものだ。目標達成のためには、さまざまな変化があってもかまわないのです。
 知恵が大事であり、知識が大事です。人とのつながりを、社会とのつながりを、よく見極めていける聡明さが必要となる。愚かではいけない。そのために「勉強を積み重ねる努力」が必要なのです。
 そういう変化のなかで、一貫して言えることは、どのような時代になったとしても、人が何と言おうが、いちいち惑わされたり、動かされたりしないことだ。「富士のごとく」動じない信念が大切なのです。勇気と忍耐と才能が備わった「不動の自分自身」という山をつくってもらいたいのです。

1
14