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日蓮大聖人・池田大作

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青春の戦い、青春の建設 今は「建設」の時!一生の土台を作れ

「青春対話」(池田大作全集第64巻)

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19  「諸君の成長と活躍こそ私の勝利」
 ―― 私たちも負けないで戦っていきます。人権を平気で踏みにじる日本を変えていきます。
 池田 私は言葉は信じない。行動をじっと見ています。
 さっき、スポーツ選手を理想としている人が多いと聞きましたが、ヘビー級ボクシングの有名なチャンピオンにジャック・デンプシーがいます。
 ―― 伝説的なハード・パンチャーですね。
 池田 彼がボクサーになろうと思ったのは、お母さんが汽車の車掌にいじめられたからだという。
 彼が八歳の時、お母さんと汽車に乗っていた。お母さんは病気だった。自分の分だけの汽車賃しか持っていなかった。車掌は、子どもの分も払わないと引きずりおろすという。病気なんです、許してくださいと何度頼んでも、規則は規則だと、どなられた。
 その時は、見かねた親切な人が助けてくれたようだが、ジャック少年は、その時、「大人になったら、絶対にお母さんに、こんなみじめな思いをさせないぞ」と誓ったのです。そして猛練習の結果、「世界一強い男」になった。(ジャック・デンプシー『拳聖デンプシーの生涯』田中昌太郎訳、ベースホール・マガジン社、参照)
 これも彼なりの「剣」です。「剣」を鍛え抜いたのです。
 正義の「宝剣」を持った人は、一生涯、多くの天人から守られるでしょう。「邪剣」を握った人は、必ず地獄の鎖につながれるでしょう。
 私も、諸君の活躍こそ私の勝利と決めています。諸君が人間として偉くなり、地域で社会で世界で、思う存分に活躍し、輝いていくことが、私の喜びなのです。
 それまで、どんないわれなき非難があろうと、そんなことは眼中にありません。
 「我が宝剣」を磨け! 「私は、必ず勝ってみせる」と立て!
 私は万感の思いをもって、諸君にそう叫んでおきます。

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