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新時代第39回本部幹部会 第三代会長就任50周年祝賀、創立80周年記念第4回全国青年部幹部会

2010.4.17 スピーチ(聖教新聞2010年上)

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1  「5・3」祝賀の幹部会、おめでとう!
 全国、全世界の同志に感謝を込めて、かつて私が認めた「書」を紹介させていただきたい。
 〈ここで、壇上に一幅の書が掲げられた。
 この書は、30年前の5月3日に記され、これまで学会の重宝として、大切に保管されてきたものである。
 書の中央には、墨痕鮮やかに「五月三日」の文字が躍る。
 揮毫した日付として、脇書に「昭和五十五年五月三日 記す」「心爽やかなり 合掌」と刻まれている。
 この昭和55年(1980年)の5月3日を、池田名誉会長は、関西の天地で迎えた。
 揮毫した場所は、関西牧口記念館。
 現在、ここは、大阪の豊中平和会館となっている。
 名誉会長と常勝関西の同志との師弟不二の歴史が、尊く深く、結晶した書でもある。
 さらに、脇書には、名誉会長にとっての節目の「五月三日」が挙げられている。
 「昭和二十六年五月三日」は、戸田先生の第二代会長就任の日。
 「昭和二十七年五月三日」は、名誉会長夫妻の結婚の日。
 「昭和三十五年五月三日」は、第三代会長就任の日。
 「昭和五十四年五月三日」は、前月の4月24日に第三代会長を辞任し、実質的な会長辞任式となった本部総会の日。
 続いて、執筆時からは3年先となる「昭和五十八年五月三日」、さらに「西暦二〇〇一年五月三日」の日付が記されている。
 そして、「此の日は わが学会乃原点也」と。
 雄渾の筆に込められた、崇高なる広宣流布の魂――。
 ここに、学会の原点がある。師弟の原点がある。
 代表して長谷川副理事長が「お元気な池田先生、奥様のもと、私たちは第三代会長就任50周年の『5月3日』を世界192カ国・地域の全同志と共に、最高に晴れ晴れと迎えさせていただきました。これほどの喜びと誉れと福運はありません。先生、奥様! 本当にありがとうございました。まことに、おめでとうございます!」とあいさつした〉
2  苦難と戦う友へ
 皆さん、ありがとう!
 私が、恩師・戸田先生にお会いし、入信したのは19歳の時(1947年〈昭和22年〉8月24日)である。
 その直後に私が詠んだ詩「希望に燃えて」を、苦難に立ち向かう若き友のために、紹介させていただきたい。
  希望に燃えて 怒濤に向い
  たとい貧しき 身なりとも
  人が笑おが あざけよが
  じっとこらえて 今に見ろ
  まずは働け 若さの限り
  なかには 侮る者もあろ
  されどニッコリ 心は燃えて
  強く正しく わが途進め
  苦難の道を 悠々と
  明るく微笑み 大空仰ぎゃ
  見ゆる未来の 希望峰
  ぼくは進むぞ また今日も
 妙法とは、永遠の希望の大法である。恐れるものなど何もない。
 「じっとこらえて、今に見ろ!」の心意気で、断じて勝ち進もう!
 〈名誉会長は、1960年(昭和35年)3月、群馬・高崎で青年に「希望に燃えて」の詩を贈り、激励している(小説『新・人間革命』第4巻「凱旋の章」。また、この詩は、『創価学園建設の2年』『池田大作全集第39巻』等にも掲載されている)
3  燃え上がる誠実
 世界の歴史に刻まれた、信念の言葉に学びたい。
 韓国の独立の大指導者に、呂運亨(ヨ・ウニョン)先生(1886〜1947年)がいる。
 きょうは、韓国SGI(創価学会インタナショナル)の皆さんも見えている。韓国は、日本の文化の恩人の国です。ありがとう!〈韓国SGIのメンバーが立ち上がり、元気に応える〉
 呂先生は、若き友にこう呼びかけた。
 「青年たちよ!
 君たちは熱誠と勇気を持っている。一切の成功は、ただ君たちを待って出現しようとしているのだ」と。
 燃え上がる誠実と勇気があれば、必ず道は開かれる。

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