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全国各部協議会  

2010.1.19 スピーチ(聖教新聞2010年上)

前後
1  きょうは、広宣流布の指導者が集まってくださった。
 遠方からも、本当にご苦労さま!
 皆様方が、どれほど大切な方々か。
 御聖訓に「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」と仰せの通りである。
 リーダーが、自らの「使命」と「責任」を、どこまで自覚できるのか。
 広布に戦うことを、喜びとし、誇りとし、福徳と感じて、本気になって、勇猛精進していけるのかどうか。
 この一点が大事だ。この一点を訴えたい。
 全人類の幸福を目指しゆく、広宣流布の人生こそ、最高峰の人生である。
 信心のリーダーには、苦労も多い。その分、喜びも成長も大きい。
 その境涯は、どんな富豪や帝王も、かなわない。何百倍、何千倍も上である。
 皆様こそ、心の王者なのである。
 アメリカ公民権運動の英雄キング博士は語っている。
 「(われわれの運動の内部に、かもし出されていた雰囲気は)前進への誇りであり、われわれは勝つぞという確信であった」(クレイボーン・カーソン編・梶原寿訳『マーティン・ルーサー・キング自伝』日本基督教団出版局)
 キング博士は、いつも行進の先頭に立った。あらゆる攻撃の矢面に立った。
 リーダーの一人立つ姿に、皆が奮い立ち、前へ前へ進んだ。
 わが身も顧みず、喜び勇んで、自由のための闘争に飛び込んでいった。
 その率先の行動によって、時代は、音を立てて変わっていったのである。
 まず自分が戦う。まず自分が見本を示す──私も青年部時代から、その決心でやってきた。
 当時は、学会員も少なかった。自分がやるしかなかった。
 その中で歴史をつくってきた。
 今は人数もたくさんいる。だが、「一人立つ精神」は断じて変わってはならない。
 それが勝利を開くリーダーの鉄則だからである。
2  不滅の創価城を
 50年先、100年先のために、私は「永遠不滅の創価城」を完壁につくっていく決心だ。
 各地の会館の整備も一段と進めていきたい。
 皆さん方も、健康で、長生きをして、私とともに「世界一の創価学会」を断固として築いていこう! 断じて勝とう!〈「ハイ!」と会場から勢いよく返事が〉
 19世紀から20世紀にかけて活躍した、アメリカの女子育成運動の先駆者ジュリエット・ゴードン・ローの言葉を皆様に贈りたい。
 「今日の努力が明日の歴史となります。私たちは、その歴史をつくっているのです」
3  活字文化の興隆のため
 さて、今年は、「国民読書年」である。
 「活字文化」の衰退が叫ばれる時代にあって、わが創価の人間主義の言論活動に寄せられる期待は、ますます大きい。
 関係者の皆様の尊い努力にも、心から感謝申し上げたい。
 〈これまで、名誉会長の「活字文化」への一貫した貢献に、出版界、言論界、教育界など、各界から高い評価が寄せられている。また全国各地の書店商業組合や書店などから、名誉会長に贈られた感謝状・貢献賞は「26」を数えている〉
 戸田先生は、良書を読むことによって、ますます教学の理解が深まり、仏法の一分が分かるようになるとも語っておられた。
 きょうは、東西の文学作品を通して、少々、語らせていただきたい。
 なかなか読書の時間がとれない人のためにも(笑い)、なるべく分かりやすく簡潔に紹介したい。

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