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代表幹部協議会  

2009.11.27 スピーチ(聖教新聞2009年下)

前後
1  きょうは、新時代を担う若きリーダーをはじめ、各部の代表が集われた。長い将来のために、懇談的に語り合いたい。
 いよいよ、学会創立80周年の開幕である。
 ともどもに、明年の栄光の峰を目指して、皆さんのご家族の、そして自分自身の「幸福と勝利、万歳!」と高らかに叫びたい。
 恩師・戸田城聖先生が、私たちに、よく指導された言葉がある。
 「人生の正しい、勝利の軌道は一体、何か。
 それは、まず『勇気』である。次に『努力』だ。それから『勝利』である」
 これを、いつも青年たちに言われた。私の頭から離れない。
 勇気があったから、今の創価学会があるのだ。信心の根本は、勇気である。
 入信以来62年、私は、あらゆる広布の戦を、勇気で勝ってきた。
 かつて、東京の福生で、他宗の寺が不法な行為を繰り返した時にも、直ちに現地へ飛んで、厳重抗議した。
 何か事が起これば、青年が果敢に叫び、動き、勝利を決した。
 勇気と智慧と同志愛で、新たな道を開いてきたのである。
2  我々は勝った!
 わが同志は皆、本当によく戦ってくださった。
 日本だけではない。アメリカも隆々と発展している。あの国でも、この大陸でも、同志が活躍している。
 平和・文化・教育の光を広げゆく、我ら創価の大行進は、全世界で目覚ましい。
 創価学会は勝ちました。日本においても、学会ほどの民衆の大連帯はない。仏法史に輝く壮挙である。
 すべての勝利は、真剣な同志のおかげである。功徳は大きい。広布のために戦った福運が、子孫末代まで輝きわたることは、御聖訓に照らして絶対に間違いない。仏法は実証主義なのである。
3  師弟の心が一致すれば無敵だ
 皆を安心させる振る舞いは、指導者にとって大切だ。
 とともに、同志を守るためには、切れ味鋭く、頭脳が回転していなければならない。
 戸田先生は、古参の幹部もいるなかで、青年である私を、深く信頼してくださった。
 「私は口先の人間は信じない。大作は、広宣流布のために、日本中を駆けずり回っているではないか。大作を見習え!」と言われたこともあった。
 私は常に、先生のそばで仕えた。先生は、最も困難な戦いを、いつも私に託された。
 昭和26年(1951年)、戸田先生が第二代会長に就任された。同志は喜びにわき返ったが、折伏がなかなか進まない。
 「このままでは、広宣流布には5万年もかかってしまう」と先生は深く嘆かれた。
 「大作、やってくれるか」──先生の命を受け、私は昭和27年、蒲田で2月闘争の大拡大の波を起こした。
 さらに、翌昭和28年には、文京の支部長代理となった。心を合わせた祈りから出発し、全魂こめて友を励ました。当時、住んでいた大田から何度も通った。低迷していた文京は、第一級の支部へと飛躍した。
 戸田先生に全生命を捧げた私である。広布のために、ひとたび師から託されたことは、何があろうと断固として成し遂げる──これが弟子だ。この道を私は貫き通した。
 師弟の心が完壁に一致していれば、何も恐れるものはない。
 私は先生に、連戦連勝の結果をもって、お応えした。
 “肩書ではなく、自分が苦労して真の実力を磨け”“一番、大変なところで道を開け”──これが恩師の厳愛の鍛錬であった。それが私の宝となった。すべて、「将の将」を育てるための先生の布石であった。
 今日の学会の世界的な大発展を先生が見られたら、必ずや喜んでくださるであろう。
 不二の決意で立ち上がる、真の第子がいるかどうか。それが未来永遠の栄光を決する。
 青年ならば、いかなる壁をも打ち破る大勇気を持つべきだ。
 一人立つ勇気を持つのだ。
 勇気と努力で、新たな勝利の突破口を開くのだ。誰かではなく自分が、誉れの弟子として生きて生き抜いていただきたい。〈会場から「ハイ!」と力強い返事が〉

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