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日蓮大聖人・池田大作

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方面長協議会  

2009.9.30 スピーチ(聖教新聞2009年下)

前後
1  全国、各方面の代表の皆さん、ご苦労さまです!
 勝利への前進のためには、中心の車軸が、しっかりしていなければならない。
 根本は、リーダーである皆さん方が、がっちりとスクラムを組むことだ。
 そして歴史に残る、兄弟愛、同志愛を広げていくのである。
 「わが尊き『広布の友』に栄光あれ!」と深く祈り、念じつつ、スピーチを残させていただきたい。
2  心は青年で!
 日蓮大聖人は、「年は・わかうなり」と仰せである。
 たとえ、年をとっても、心まで老け込んではならない。
 妙法という生命の大法を持った我々は、生き生きと若返っていくのである。張り切って進むのである。
 大聖人の御生涯は、最後の最後まで、広宣流布の大闘争に貫かれていた。
 信心に「引退」はない。心は退いてはなない。一生涯、わが使命の旗を高く掲げ、若々しく前進することを誓い合いたい。
 イギリスの桂冠詩人ワーズワースは、こう謳った。
 「われらは今日を新しく、/年の初めと定めよう」(田部軍治選訳『ワーズワース詩集』岩波文庫)
 いついかなる時も、自らの心が、新しい決意で立ち上がったその日から、一切が生まれ変わる。
 「本因妙」の日蓮仏法を奉ずる我らには、新生の「今日」という日が、まさしく「久遠元初」である。
 先師・牧口常三郎先生、恩師・戸田城聖先生の誓願を受け継ぐ我らには、「今日」という日が峻厳なる「創立の日」なのである。
 「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の一念をば、わが生命に元初の旭日の如く、烈々と燃え上がらせながら、創立80周年へ、今日のこの集いから勇んで出発したい。
3  宇宙一の幸福者
 それにはまず、リーダーが、自分自身の生き生きとした「人間革命」から始めることだ。
 「人」ではない。「自分」が変わるのだ。「誰かがやるだろう」ではない。「自分がやる」のだ。
 たとえ、どんな状況にあっても、頭を使い、知恵を絞り、心を前に向けて、何かを為していくことだ。
 ある時は、お題目を唱える。
 ある時は、友の激励に走る。
 ある時は、仏法対話に打ち込む。
 根本は、御本尊に真剣に唱題して、「随縁真如の智」をわき立たせ、最も価値的な行動を起こしていくことである。
 仏法とは、「動く」ことだ。仏法とは、「勝つ」ことだ。
 ともあれ、わが創価学会は、宇宙の根源の妙法を実践し、弘めゆく、ただ一つの正統の団体である。
 この中で、誉れあるリーダーとして戦えることは、全宇宙で最高の幸福者であるといっても決して過言ではない。すごいことなのである。
 この偉大な使命を自覚して、「やらせていただきます!」と自ら決然と立ち上がるのが、本当の信仰者の姿である。

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