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新時代第29回本幹部会 広布第2幕第15回全国青年部幹部会

2009.5.27 スピーチ(聖教新聞2009年下)

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1  この信心は、皆が堂々と、胸を張って生きるための信心である。
 自分らしく、生き抜き、勝ち抜くための信心である。
 全国の婦人部を代表して、総東京婦人部の皆様に、次の一首を贈りたい。
  因果倶時
    仏法見つめむ
      蓮の花
 蓮華は、花と実が同時に成長していく。これは他の花々には見られない特徴である。
 仏法では、花を「因」、実を「果」に、よく譬える。すなわち蓮華は、南無妙法蓮華経の「因果倶時」(成仏の「原因」と「結果」が同時に一瞬の生命にそなわること)の譬喩に用いられているのである。
 本気になって祈り抜いた時、その祈りは、根底では、すでに叶っているのだ。「因果倶時・不思議の一法」と仰せの、この偉大な法理を確信して、ともに広宣流布の大道を進んでまいりたい。
 〈ここで、本年結成55周年を迎えた音楽隊の代表が「世界広布の歌」の一節をトランペットで独奏。さらに創価グロリア吹奏楽団が「紅の歌」「威風堂々の歌」を熱演した〉
 うまい! ありがとう!
2  青隼の力は偉大
 皆さん、いつもご苦労さま!
 きょうはリラックスして聞いていただきたい。疲れている人は寝てしまっても、かまわない。仏法は、堅苦しい世界ではないのである。
 全国の青年部の幹部会、ご苦労さま! おめでとう!
 とくに、若い「ニュー・リーダー」「ヤング男子部」の大会、おめでとう!
 皆さんがいれば、学会の未来は明るい。
 「後生畏るべし」である。若い力は偉大だ。未来を決するのは青年である。君たちである。
 頼むよ!〈参加者から勢いよく「ハイ!」と返事が〉
 心美しき女子部の“華陽のスクラム”も、世界中に広がっている。うれしいことだ。皆の希望である。おめでとう!
 ここで、常勝関西の万歳を、皆で叫ぼう。〈参加者全員で万歳三唱を行った〉
3  非難を越えて
 私が中国への第一歩をしるしたのは、1974年(昭和49年)5月の30日。
 “今年で、あれから35周年を迎えることができた”──今朝、起きた時にも、感慨深いものがあった。
 かつて、東西の冷戦が厳しく、日本が中国を敵視していた時代に、私は敢然と、中国との友好を提唱した。
 賛同よりも、むしろ非難の声が高かった。
 邪魔もされた。悪意の攻撃もあった。
 そうしたなかの初訪中であった。2度目の訪中の際、周恩来総理が最大の礼をもって迎えてくださったことは、永遠に忘れ得ぬ思い出である。
 折しも、今回の佳節に合わせて、明日(5月28日)、中国・新疆ウイグル自治区の重点大学である「新疆財経大学」より、名誉教授称号が授与されることになっている。
 〈本紙5月29日付で報道。これで池田名誉会長に対して世界から贈られた名誉教授、名誉博士などの名誉学術称号は「256」となった。さらに、中国・広東省にある、寥承志氏(中日友好協会初代会長)の父君・{寥仲愷}(りょう・ちゅうがい)氏ゆかりの「仲愷農業工程学院」から届けられた名誉教授への就任要請をはじめ、世界各地から届いている決定通知を合わせると「278」を数える〉
 皆さんもよくご存じの通り、嫉妬と偏見による、学会に対する中傷が繰り返されてきた。しかしそのなかで、世界の心ある人々は、創価の真実を見つめてくださっている。
 「創価学会とは、どのような存在なのか」「一度、直接会って話したい」等々、驚きと共感の声が寄せられていることも、各国からうかがっている。そうした声は大きな波のように広がっている。

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