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全国代表協議会  

2009.4.14 スピーチ(聖教新聞2009年下)

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1  全国代表協議会の開催、ご苦労さまです。
 新しき太陽が昇るがごとく、我らは、満々たる生命力で、日に日に新たに前進してまいりたい。
2  自らを磨け!
 リーダーの話に気取りはいらない。
 事務的なことばかりであったり、味気ない話では、皆の心に響かない。
 また必要以上に大声を出したり、怒鳴ったりするのは、時代遅れの指導者である。
 学会員は人柄がいいから、どんな話でも、皆、拍手をしてくれるかもしれない。
 しかし、それで、いい気になっていては、幹部の成長はない。
 幹部は、しっかりと勉強し、広布の最前線で戦って、同志と心を結んでいくのだ。
 そうした努力を真剣に重ねたうえで、あとは、“真実の自分の心を友に語っていこう”と思っていけばいいのである。
 気取らず、真心と勇気をもって!
 皆を包み込む、慈愛と温かさをもって!
 ある時は情熱的に。
 ある時は心静かに。
 聞く人の胸に、すーっと染み入るように。
 ともあれ、学会ほど話をする機会が多いところもないだろう。
 だからこそ、絶えず自らを磨き、高めて、「きょうは清々しい話を聞けたな」といわれるような聡明な指導をお願いしたい。
 そこに学会が一段と発展しゆくかどうかの鍵があるからだ。
3  行動の中にこそ師弟の魂は光る
 「師弟」を語ることは大切だ。
 そのうえで、大事なのは、「師匠の教えを守り、実践する」ことである。
 「師弟」という言葉を単なる掛け声にしてはならない。
 また、師匠の近くにいるから師弟不二であるというのも間違いである。
 師弟は“距離”ではない。師匠の教えを実行する人が真実の弟子なのである。
 戸田先生は厳然と語られた。
 「牧口先生といえば戸田、戸田といえば牧口先生といわれた。師弟不二の仲であった」
 「師匠の教えを素直に守り、素直に実行することだ。そして、自身の生活のうえに、師匠の教えを顕現しなければならない」と。
 一人一人の日々の生活のなかに、誓願の「祈り」と「行動」が光っているかどうか。
 私は、いつも恩師を心の中心に置いて生きてきた。
 我々の生命に真実の師弟が脈動していなければ、学会は衰退していくしか道はない。
 だからこそ「断じて師弟に生き抜け!」と叫びたいのだ。

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