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婦人部・女子部最高協議会  

2009.2.18 スピーチ(聖教新聞2009年下)

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1  お忙しいなか、また寒いなか、ご苦労さま!
 きょうは、全国の婦人部のリーダー、東京、埼玉、千葉、神奈川、そして関東、東海道の婦人部の代表が集っておられる。
 皆様方をはじめ、わが使命の天地を駆けめぐる、尊き同志のご活躍の様子は、すべてうかがっている。いつも、本当にありがとう!
 さらに、女子部、女子学生部の代表も参加されている。
 今、全国各地で「青年・勝利座談会」が活発に行われている。青年が原動力となり、全員が「青年の心」で進みゆく創価家族の姿こそ、わが地域の希望の光だ。
 烈風が吹き荒れるような社会の状況である。しかし、大変な時の戦いだからこそ、大きく成長できる。広宣流布の地盤は、さらに強固になり、信頼が広がる──そう深く決意して、前進していただきたい。
 全国、そして全世界の婦人部・女子部の皆様方の尊きご健闘を心から讃えつつ、記念の句を贈りたい。
  春 近し
    寒風 涼しく
      梅 笑顔
2  近代看護の母・ナイチンゲールは綴った。
 「正義は常に幸福であり、幸福に至る道なのです」(M・D・カラブリア他編善、小林章夫監訳、竹内喜・菱沼裕子・助川尚子訳『真理の探究』うぶすな書院)
 広宣流布という「正義の中の正義」の道を生きゆく皆様方の人生ほど、誇り高く、幸福なものはない。
 しかも、それは、今世のみの幸福ではない。妙法という宇宙の大法則とともに、どこまでも向上しゆく、永遠不滅の「常楽我浄」の道なのである。
 ナイチンゲールは、こうも記した。
 「世界は私たちが形づくるものであり、そこから逃避するものではないのです」(同)
 苦悩渦巻く現実の社会から、逃げるのではない。嘆くのでもない。たゆまざる挑戦と行動によって、自らが、日々、新たな世界を築き上げていくのだ。
 御聖訓には「心の一法より国土世間も出来する事なり」と仰せである。
 大事なのは「心」である。戦う「魂」だ。そこから、すべての変革が始まる。
 今、この時を戦い、開いていく。使命あるわが人生を勝ち飾っていく。そのための信心なのである。
 私は、創価の太陽の母たち、広布の華の乙女たちの清らかな、そして強き祈りから、希望と勝利の大建設は始まると申し上げたい。
3  深き包容力を
 いよいよ、これからが広宣流布の総仕上げの時である。
 本部第2別館やSGI(創価学会インタナショナル)世界文化センターなど、学会本部周辺の建物の建設も、順調に進んでいる。
 全同志のため、そして未来のために、盤石な土台をつくりあげておきたい。私は、その決意で真剣に指揮を執っている。
 学会の発展のため、友のために、これまでどれほど心を砕いてきたか。
 陰で学会を支えてくださっている方々が少しでも元気になり、喜び勇んで戦えるよう、激励を贈ってきた。
 こまかいことまで気を配り、「ここまで」と相手が驚くほど、手を尽くして、一人一人を励ましてきた。
 全世界に、ありとあらゆる手を打ってきた。まさに生命を削っての一日一日の闘争だった。
 友のために「頭」を使い、「心」を使う。それが真実の指導者である。無慈悲であってはいけない。リーダーは、深き包容力を持たねばならない。
 これは師匠・戸田先生の指導である。私は、その通りに実践している。

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