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青年部代表研修会  

2008.8.1 スピーチ(聖教新聞2008年上)

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1  青年部代表研修会の開催、おめでとう!
 いよいよ8月8日から、北京オリンピックが開幕する。
 うれしいことに、わが創価の青年も、日本の代表として、多くの競技に出場することが決まっている。
 全員で、大健闘を祈り、大声援を贈りたい。
 〈男子棒高跳びの澤野大地選手、男子サッカーの森本貴幸選手をはじめ、男女の代表選手の活躍に大きな期待が寄せられている〉
 今回、ブラジルの女子部であるホザンジェラ・コンセイソンさんも、女子レスリング(72K級)でオリンピックに出場する。
 さらに先ほど、イタリア男子部の本部長であるジリ・ヴルチェクさんが、レガッタ(ポート競技)で、オリンピック出場が決定したとの朗報が届いた。
 今、日本で世界で、わが青年部の活躍と貢献が光っている。スポーツ界にも、新たな人材の流れが大きく広がってきており、私は本当にうれしい。
 今回の五輪出場も、それを勝ち取るまでには、どれほどの努力があったことか。厳しい練習に耐えてきたことか。身を切るような辛い試練を乗り越えてきたことか。
 その目には見えない、地道な陰の労苦をこそ、私は讃えたい。
 その挑戦の心、負けない心に、青春の「勝利の栄冠」は燦然と輝くのだ。
 〈イタリア代表のジリ・ヴルチェクさんは「私の目標は勝利すること、池田先生のお心に少しでも近づくこと、広宣流布に、この身を捧げることです」と決意を語っている〉
2  希望の祭典に!
 本年9月、私が「日中国交正常化提言」を行ってから40年の節目を迎える。
 〈1968年(昭和43年)9月8日、1万数千の青年を前に名誉会長は日中の国交正常化を提言。当時まだ両国関係が険悪だったなか、勇気をもって行われた提言は、「百万の味方を得た」(日中友好の草分けの政治家・松村謙三氏)、“池田会長の友好への提唱が、うれしい”(周恩来総理)など国内外に反響を広げ、4年後の日中国交正常化を大きく推進した〉
 日中友好は牧口先生、戸田先生の願いでもあった。
 私も一民間人の立場ではあるが、一つ一つ可能なかぎり、手を打ってきたつもりだ。
 批判や中傷の連続であった。しかし、日中友好を推進してきたことの正しさは歴史が証明している。
 「平和の祭典」である五輪の中国開催についても、私は、アジアと世界の友好にとって深い意義があると思い、中国の首脳と語らいを重ねてきた。
 〈名誉会長は、中国での五輪開催を展望していた周総理の心を心として、1990年に李鵬首相と五輪開催について語り合う。開催決定後も中国人民対外友好協会の陳昊蘇ちん・こうそ会長、中日友好協会の宋健そう・けん会長、歴代の駐日大使らと語らいを。昨春の温家宝おん・かほう総理、今春の胡錦濤こ・きんとう国家主席との会見でも話題となり、胡主席からは、名誉会長の北京五輪への支持に対して、深い感謝の言葉が伝えられている〉
 また、先の四川しせん大地震の被災者の皆様方に重ねてお見舞いを申し上げ、北京五輪が復興への「希望の祭典」となることを心からお祈り申し上げます。
3  もう一つ、五輪に関して、創価の青年の活躍を紹介したい。
 北京のメーンスタジアムをはじめ、各会場に映像・音響設備を提供するプロジェクトを推進している一人は、創価学園・創価大学出身のメンバーである。
 〈関西創価高校16期生の千原陽一郎さん〉
 今、若き門下生たちが、師弟の無限の力を発揮して、世界の大舞台に躍り出ている。頼もしいかぎりだ。
 人類貢献の人材をさらに育成しながら、「青年の世紀」「人材の世紀」を力強くリードしてまいりたい。

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