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全国代表者会議  

2008.5.27 スピーチ(聖教新聞2008年下)

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1  ご苦労さま!
 皆、お元気そうで何よりだ。
 一生懸命に戦っている人は、輝いている。
 皆さん一人一人をねぎらい、賞讃しながら、「すべての勝利、万歳!」と叫んで、ともどもに前進したい。
 未来のために、きょうもスピーチを残させていただきたい。
2  一青年の決心
 青年部の皆さんは、若き日に、見事なる広宣流布の大闘争をしていただきたい。
 私は、青年時代、あらゆる場所で、勝利の歴史を打ち立ててきた。
 あの「大阪の戦い」でも、不可能を可能にして勝った。
 大阪は敗色濃厚であった。あまりにも厳しい戦いだった。その激戦地に、戸田先生は、私を派遣されたのである。
 幹部のなかには、私が負けることを望む、嫉妬の人間もいた。異体同心の団結を阻む、師子身中の虫であった。
 しかし、私は、師の命を受け、勇気百倍であった。戸田先生に「分かりました。大丈夫です。勝ってみせます」と申し上げ、一青年として、決然と戦いに挑んだ。
 そして、その誓いの通りに、師匠に勝利をご報告したのである。
 かつて、戸田先生は言われた。
 「各組織の報告を見ても、リーダーの熱と確信が、いかに活動の発展に響くかは明瞭である」
 最後の勝負は、環境で決まるものではない。戦う一念があるかどうか。師匠に応える、との一念があるかどうかで決まるのだ。
3  何度も確認していることであるが、学会は、永遠に、どこよりも女性が輝く団体として進んでまいりたい。
 女性を軽んじたり、下に見たりするような人間に、リーダーの資格はない。
 健気に広宣流布を進めてくださっている女性に、心から感謝し、敬意を表しながら進む。そして、女性を守り、先頭に立って戦う。
 男性は、そうした紳士でありたい。
 「女性を大事に」──これが学会の伝統である。
 困難との戦いが可能性を開花
 「、アメリカを代表する哲学者のジョン・デューイ。その生涯や思想を研究する、著名な教育研究団体である「ジョン・デューイ協会」のガリソン会長の言葉を紹介したい。
 「デューイ博士は、困難に立ち向かうことが、成長のための不可欠の条件であると考えていました。
 なぜなら、困難と戦うことによって、自身の可能性を引き出すことができるからです。
 創価学会の歴史は、それを証明しております」
 〈ガリソン会長は、こうも語っている。
 「池田博士は、邪悪な権威との戦いを通し、仏法のヒューマニズムを世界に開かれました。
 それは、人間の可能性の思想を、全世界に開かれたということです」
 名誉会長は、デューイ協会第1号の「終身名誉会員」に就任することが決定している〉
 人間の可能性を開花させるのが、創価の運動である。
 世界が我らの前進を待っている。
 私は、万年の未来へ、壮大なる「平和の法城」を、「人材の大城」を、すべて完壁に築き上げていく決心である。
 皆さんのため、働いて、働いて、働き抜いて、広宣流布の大道を開いていく。
 いよいよこれからである。生まれ変わったような決意で進みたい。
 私と同じ心で、学会創立80周年の2010年に向かって、勇んで進んでいただきたい。〈「ハイ!」と力強い返事が〉

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