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第2総東京最高幹部協議会  

2008.4.5 スピーチ(聖教新聞2008年下)

前後
1  アメリカ・ルネサンスの思想家ソローは、春の到来を喜びながら、はつらつと語った。
 「いままで以上に、この一年は若々しい希望で始まる!」(佐渡谷重信訳『森の生活』講談社学術文庫)
 新しい年度が始まった。
 フレッシュな新入生も、新入社員も躍動している。
 新しい人材群を大いに励まし、育て、伸ばしながら、皆が生まれ変わった息吹で、新しい大前進を開始したい。
 焦点は、「青年」である。青年の陣列を築いた分だけ、広宣流布は未来へ発展する。それが方程式である。
 青年とともに、青年のために、青年の心で、朗らかに拡大のスクラムを広げ、大勝利の5月3日を堂々と勝ち飾ってまいりたい!
2  勝つための信仰
 今や、創価学会は、皆様のおかげで、世界190カ国・地域へと拡大した。仏法の人間主義の哲学を基盤とした、平和と文化の大連帯を築くことができた。
 世界の一流の指導者や識者が、創価の思想・哲学に希望を見いだし、絶大な期待を寄せてくださっていることは、ご承知の通りである。
 いよいよ、これからが大事な時である。私はあらゆる分野で総仕上げをしていく決心である。
 仏法は勝負である。
 人生も勝負である。
 断じて勝たねばならない。
 勝たなければ不幸である。
 ゆえに世界中、どの社会でも、どの家庭でも、皆、頑張っている。戦っている。
 勝つための信仰なのである。
 我々の前進は、自分自身の生命を変革しながら、他者をも幸福にしていく戦いである。
 この自他ともの「人間革命」の道にこそ、絶対的な幸福があり、絶対的な勝利がある。
 文豪トルストイは、明快に宣言した。
 「精神革命によってのみ、われわれ一人ひとりは、自分のため、また人々のために人々の望みうるかぎりの最大の幸福、最良の社会を築くことができます」(北御門二郎訳『文読む月日』ちくま文庫)
 文豪も、「精神革命」「人間革命」を志向していた。
 全人類の宿命をも転換しゆく、人間革命という最高の使命の道を、我らは勇んで進んでいこう!
3  広宣流布は「人」で決まる。
 リーダーが真剣で一生懸命であれば、全体が生き生きと発展の方向へ進む。
 反対に偉ぶって、自分は動かないで、人にやらせるばかりでは、歓喜は生まれない。皆、疲れるだけである。
 「善き人は、自分の身に何が起きるかということよりも、自分のなすべきことをなすことに、より心を配る」(同)
 これも、トルストイの言葉である。
 たとえ、状況がどうあれ、私は私自身のなすべきことを断じてなす!――これが、「勝ち抜くリーダー」の心である。

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