Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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各部合同協議会
2008.1.29 スピーチ(聖教新聞2008年下)
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1
指導者にとって、一番大事なことは何か。
慈悲であり、誠実である。
別の面から言えば、信念であり、正義である。
この一本の芯があるかどうか。
人物というのは、見る人が見れば、全部、分かるものだ。
格好とか、立場とか、役職では、人物は計れない。
その人の根幹のところを、目に見えない根っこのところを見ていかないといけない。
2
師弟不二の心に仏の真髄の力が
きょうはまず、皆さんに、次の御聖訓を贈りたい。
「
願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ
」
本陣のリーダーは、全員が師子であれ!──こう強く訴えたいのだ。
また、日蓮大聖人は、四条金吾に仰せである。
師匠であられる大聖人をお護りし、自らも難を受けながら、金吾は、勇敢に戦った。
その弟子の奮闘を最大に讃えられた御文である。
「日蓮の道(=法華弘通の道)を助けようとして、上行菩薩が、あなたの御身に入りかわられたのだろうか。あるいはまた、教主釈尊の御計らいであろうか」(同1163㌻、通解)
師弟不二の心で、難との戦いの矢面に立つ生命には、上行菩薩の力、そして、仏の真髄の力が宿るとの仰せである。
師弟の精神を、わが胸に刻んだ人は強い。
それが人材の要件である。大聖人直結の我らは、創価の師弟に不可能なし、との大確信で進みたい。
3
わが組織に心血を注げ
戸田先生は、「戸田の命よりも大事な学会の組織」と叫ばれた。
これが、世界の大偉人である戸田先生の遺言である。
本当ならば、日本が大宣揚すべき戸田先生であり、牧口先生である。浅はかな為政者などに分かるはずもない。
この両先生が命をかけて築かれた学会伝統の組織である。そのなかで戦うこと以上の誉れも喜びもないのだ。
皆の組織である。
ゆえに、一人の人間の独裁など許してはいけない。
また、どんな小さな組織であっても、自分に与えられた組織を、きちっと固め、本当に真剣に発展させていく。
どんな小さな立場であっても、自らの使命を自覚し、真心で励まし、人材を育てていく。
一人一人を大事にし、スクラムを拡大していく。
その地道な、人目に付かない奮闘のなかにこそ、異体同心の団結が生まれる。
会合で偉そうにしゃべって拍手を浴びている。
そんなことは、大したことではない。
組織という“血肉”を大事にして、そこに心血を注いでいけば、そこから新しい人材が生まれ、光っていくのだ。
組織が育つと、人材が育つ。人材が増える。
人材が増えれば、さらに、組織は強くなり、大きくなる。
まさに、組織と人材は、表裏一体である。
組織がなければ、皆、バラバラ。皆、不幸だ。
だからこそ、皆で一体となり、団結して、平和と幸福の土台である学会の組織を守り育てていく。それが広宣流布である。
学会は、世界一の仏法流布の団体である。一生成仏を成し遂げる団体である。
この組織を壊す罪はあまりに大きい。
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