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新時代第13回本部幹部会  

2007.12.6 スピーチ(聖教新聞2007年下)

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1  忙しい年の瀬だが、きょうは、ゆったりして、楽な気分で聞いていただきたい。懇談的に進めよう。
 一年間、本当にご苦労さま! ありがとう! また、遠くからお越しの海外の方々、本当にようこそ!
 お元気な姿を拝見でき、うれしいです。ありがとう! ご苦労さまです!
 この一年間、リーダーの皆様、さらに、全同志の皆様のおかげで、学会は大きく前進した。勝ちました!
 皆様の「信心」と「正義の行動」によって、世界一の大勝利の歴史を残すことができた。大いなる広宣流布の前進ができた。
 地涌の菩薩である皆様に、私は心から感謝を申し上げたい。そして御本尊に感謝しております。
 来年一年も、皆で勝ち進んでいきたい。なかには、「もう来年の話か!」と思われる方もいるかもしれない。
 しかし、勝利は爽快である。気持ちがいい。また来年も、勝利、勝利、連続勝利の凱歌をあげていきたい。
2  勝利の“秘伝”
 リーダーの皆さん、とくに、大きな責任を担い立つ人は、これまで以上に、同志を心から大切にしていくことだ。
 皆を上から見下すような傲慢は、断じてあってはならない。
 友と出会ったら、さわやかにあいさつをする。感謝の気持ちを表す際には、丁重にお辞儀をする。会合の後には、心を込めて見送る──。
 そうした誠実な振る舞いが、相手を思う深き祈りが、心に橋をかける。強き連帯を広げていくのだ。
 法のため、人のために戦う同志ほど、偉大な人はいない。
 一番、戦ってくださっている人を、一番、大切にする。そこに、何十倍もの力が出る。これが勝利をつかむ、戸田先生の“秘伝”であった。
 同志のために──この一点に徹した人は、皆、大きく成長していった。
 反対に、こうした労苦を避けた人間は、最後は、敗北の人生となっていった。
 大いなる使命に生きゆくリーダーの皆さんは、どうか、「あの人は、品格があるな。素晴らしいな。王者の風格だな」と慕われるような人になっていただきたい。
3  ところで、古来、日本では12月を「師走」と呼ぶ。その由来は何か。
 よく知られるものとして、12月は、師が家々で読経をするために、東西を馳せる。すなわち「師馳せ」の月であることが平安時代の文献にも記されている。これが後に「師走」となったというのである。
 師といえば、大聖人の直系として広布に走る皆様も、一人一人が真実の「法師」である。ゆえに、走っていいのである(笑い、大拍手)。
 ほかにも、年が果てる「年果つ」からきたとする説、「一年の最後に、すべて成し遂げる」という意味で「為果つ」が転じたとする説など、いろいろある。しかし、正確な語源は、はっきりしないとも言われる。
 ともあれ、我らは「全部、勝ち抜いた」「やり、抜いた」「成就した」と言える12月にしてまいりたい。

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