Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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西日本・教育本部・学術部合同研修会
2007.8.21 スピーチ(聖教新聞2007年下)
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1
わが敬愛する関西、中国、四国、九州、そして沖縄の尊き広宣流布の指導者の皆さま方! 遠くから、本当に、ようこそ!
新時代の勝利に向かっての研修会、本当にご苦労さま!
何度も拝してきた有名な御聖訓に「
謀を帷帳の中に回らし勝つことを千里の外に決せし者なり
」──幕を張った中で作戦を練り、千里離れた戦場の勝利を、その場で決したのである──と仰せである。
戸田先生は、この御文を拝しつつ、こう言われた。
「どこにあっても常在戦場のつもりで、民衆のために戦おうではないか!」
ご逝去の直前であった。火を吐くような一言一言を忘れることはできない。
わが人生は、どこまでいっても戸田先生しかない。先生が師匠であるからだ。
先生から託された創価学会を、どう発展させるか。先生の偉大さを、どう世界に宣揚するか。
そのために私は生きてきた。
「常在戦場」の気迫。「ただ民衆のため」という無私の精神。この戸田先生のご指導のままに、一つ一つの研修にも、真剣勝負で臨んでまいりたい。
2
縁した人々を味方に、友人に!
広宣流布の前進は、長で決まる。責任は重大である。
ゆえに戸田先生は、幹部に対して、それはそれは厳しかった。
会員の方々が懸命に戦ってくださっているのに、一握りのリーダーが、いい加減であったり、増上慢であれば、全体が敗北に通じてしまう。
これまでも、幹部にそういう愚かで卑劣な人間が出て、真面目な学会員が苦しんできた。
リーダーは、格好や我見や名聞名利など投げ捨てることだ。死にものぐるいで戦うことだ。
行くところ、行くところ、皆、歓喜の花が咲き、功徳にあふれ、勝ち戦になる。それでこそ真実の指導者である。
「中国が一番遅れている。
大作、お前が行って、指導・折伏の旋風を起こせ!」
「はい。やらせていただきます!」
この戸田先生と私の師弟の対話から始まったのが、広布開拓の山口闘争であった。
私は、行く先々で、縁した「一人」を味方にし、友人にし、同志にしてきた。
明治維新の揺藍の天地に、新しき希望の大行進が始まったのである。
3
20世紀アメリカの著名な心理学者・マズロー博士は喝破している。
「行動的な人間は、教育、訓練、勤勉、知識の吸収などに対し意欲的である。
言い替えると教育、訓練などに対しては、消極的、傍観的であってはならないということである」(原年廣訳『自己実現の経営』産業能率短期大学出版部)
リーダーが生き生きと学び、古き自分を打ち破りながら、新鮮な息吹で、前進していくなかに、組織の新たな飛躍もあるのだ。
有名なイギリスの桂冠詩人テニソンも謳った。
「努力の歩みをとどめ、挑戦をとどめてしまうことは、なんとつまらないことか!
わが人生を磨きもせずに錆びつかせ、戦いもせずに光を失ってしまうことは、なんとつまらないことか!」
きょうも、ともに学び、人間革命の歩みを進めよう!
「人類の後継者」
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