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日蓮大聖人・池田大作
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新時代第7回本部幹部会
2007.5.24 スピーチ(聖教新聞2007年上)
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1
きょうはまず、海外の皆様に、和歌を贈りたい。
イタリアの
同志の
幸福
さち
をば
祈るらむ
三世の果てまで
仏の生命よ
あこがれの
ドイツ広布の
君 立ちて
誇りも高く
この
人生
よ
を喜べ
イギリスの
偉大な
同志
とも
に
栄えあれ
来る年来る年
歓喜の
生命
いのち
で
アメリカの
全土を走りし
勇者
きみ
なれば
広布の功徳は
三世に輝く
いつも本当にありがとう!
2
胸を打つ声
ここで、合唱団の歌声を、皆で聴きたい。頼むよ!
〈音楽隊の関西男声合唱団が「威風堂々の歌」「常勝の空」の2曲を歌い、創価グロリア吹奏楽団が力強く演奏。終了後、熱演を讃えて、名誉会長から代表に、帽子と花のレイが贈られた〉
わが関西男声合唱団の皆様方に、御礼を申し上げたい。
素晴らしい常勝の歌声、ありがとう! 吹奏楽団の方々も、本当にありがとう! ご苦労様!
アメリカ・ルネサンスの大思想家エマソンは叫んだ。
「最も美しい音楽は、生命からほとばしる慈愛と真実と勇気に満ちた人間の声の中にある」
まさに、皆様方の歌声である。素晴らしい合唱団である。
わが創価の友の「勇敢な声」「信念の声」の響きほど、胸を打つ音律はない。合唱団の歌を聴いた人は、皆、感嘆している。
「声仏事を為す」である。
声の力で、仏の仕事を成し遂げていく──これが、私たちの戦いである。
声と音楽が一体となった「文化の力」で、暴力や野蛮な力を打ち破り、善のスクラムを広げてまいりたい。
3
王者の風格を!
私が、東北の同志と共に、青森県の奥入瀬の渓流を訪問させていただいたのは、1971年(昭和46年)6月。
今から36年前のことである。
この渓流のそばには、立派な東北研修道場がある。
詩人は、どこへ行っても、詩が生まれる。
何かを見る。何かを感じる。すると、詩が奔流のように、あふれ出る。
夜中でも、そうだ。妻に口述し、書きとってもらったこともある。
東北で、私は、ほとばしる滝を見つめた。そして、詠んだ。
滝の如く 激しく
滝の如く 撓まず
滝の如く 恐れず
滝の如く 朗らかに
滝の如く 堂々と
男は
王者の風格を持て
その後、1994年(平成6年)6月。
思いがけなくも、スコットランドの誇る最高峰の名門グラスゴー大学から、私は「名誉博士号」を拝受した。
それは、立派な儀式であった。荘厳な儀式であった。
伝統と歴史が刻まれた大ホール。世界の学問をリードしてきたグラスゴー大学が、最高に意義ある式典を開催してくださった。
これほど偉大な栄誉はない。列席した友も、心から感嘆していた。
この授章式で、私の「滝」の詩が、凛然と朗読された。
大学評議会の議長であられたマンロー博士が、私への「推挙の辞」を、この「滝」の詩で朗々と結んでくださったのである。
マンロー博士は、世界的な翻訳者であるワトソン博士が翻訳された、私の英文詩集を読んでおられた。
そして、この「滝」の詩が、私の人物像と深く一致していると判断されたのだそうだ。
素晴らしいスピーチであった。会場は、万雷の拍手で包まれた。
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