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婦人部代表協議会  

2007.2.27 スピーチ(聖教新聞2007年上)

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1  きょうは、お忙しいなか、また遠くから、本当にご苦労さま!
 いよいよ希望の春の到来である。3月3日のひな祭りに寄せて、皆様に記念の句を贈りたい。
  春が来た
    貴女の笑顔が
      雛人形
  
  この佳き日
    貴女の笑顔も
      雛人形
 ご存じの通り、「ひな祭り」には、家族の宝である女の子の、健やかな成長と幸福への願いが託されている。
 「創価家族」の宝である、婦人部・女子部の皆様方の尊きご活躍に、私はあらためて心から感謝申し上げたい。
 大阪生まれの近代日本の俳人・松瀬青々せいせいは謳った。
 「雛すえて 天下の女子や 春を知る」(『妻木』倦鳥社)
 この3月3日は、「大阪婦人部の日」でもある。大阪をはじめ、わが関西婦人部に万歳を贈りたい。
 きょうの協議会には、東京、関東、東海道の代表も参加してくださっている。
 皆さんの元気な様子を拝見して、私は本当にうれしい。
 各地の同志が真剣に、そして必死になって戦っておられる様子は、すべてうかがっている。本当に尊いことである。
 広宣流布は一面からいえば、厳しい闘争の連続だ。時には「大変だな」と思うことがあるかもしれない。
 しかし、広布の活動は全部、仏道修行である。仏道修行から逃げていては、仏になることはできない。
 すべて勝ち越える以外にないのである。
 むしろ、大変な戦いがあるからこそ、仏になることができる。何の闘争もない。苦労もない──それでは仏になることはできない。
 日蓮大聖人の仏法は、三世にわたる生命の法則を明らかにしている。
 大聖人の仰せに間違いはない。御書は絶対に正しい。
 どんなに大変だといっても、永遠の生命から見れば一瞬である。
 友のため、広布のために尽くした行動は、結局はすべて、自分のためになる。大きな功徳となって、わが身を飾る。
 自身が宿命転換し、人間革命し、そして幸福になる──そのために戦い抜いていただきたい。
 この一瞬を大切にし、この一瞬を勝ち抜いていただきたい。
 そして、わが生命に、広宣流布の永遠不滅の黄金譜を綴っていただきたいのである。
2  世界一の笑顔のスクラム!
 それは、ある哲学者の声である──。
 「母は笑顔を忘れるな!
  母の笑顔は、帝王の力よりも強い。
  母の笑顔は、平和と幸福の力である。
  母を讃えよ!
  母を大切に!」
 世界一の笑顔のスクラム・創価の婦人部の皆様方に、最大の敬意と感謝を表したい。
 尊き婦人部の皆様方が、広宣流布の最前線を、来る日も来る日も、どれほど真剣に奔走してくださっていることか。
 たとえ、だれが知らなくとも、大聖人が、すべてを御照覧である。
 大聖人は、日女御前への御手紙のなかで、こう仰せである。
 「女性の身として(法華経を信仰し)法華経のお命を継いでおられることは、釈迦仏、多宝仏、全宇宙の諸仏を生み育まれた父母のお命を継いでおられることになるのです。このような功徳をもっている人は、世界中に、ほかにいるでしょうか」(御書1250㌻、通解)
 広宣流布に生きゆく皆さま方の福徳は無量である。このことを、晴れ晴れと確信していっていただきたい。
 さらに大聖人は、静岡の女性門下であった窪尼御前に仰せである。
 「一切の善根の中で、父母に孝養を尽くすことが第一であり、まして、法華経を信仰しておられるうえでの孝養ですから、金の器に清らかな水を入れたように、少しも漏れることがありません。めでたいことです。めでたいことです」(同1481㌻、通解)
 窪尼御前の娘を讃えての御言葉である。
 健気に信心を貫く人の生命は、それ自体が「黄金の宝器」として輝いていく。父母への孝養の福徳の水は、そこに満々とたたえられていくのである。
3  全宇宙の仏菩薩・諸天善神が守る
 大聖人は、迫害に耐え、神奈川の地で戦っていた日眼女に対して、こう述べておられる。
 「(私が日本中から激しく迫害されて)女性など、仏法を理解していない方々が、日蓮につき従ったことを、どれほどか後悔しておられるであろうと心苦しく思っていたのに、案に相違して、日蓮よりも強盛な信心があると聞きました。
 これは、まったく、ただごとではありません。
 教主釈尊が、あなた方のお心に入りかわられたのかと思えば、感涙を抑えることができません」(同1126㌻、通解)
 大聖人は、厳しい状況のなかで強盛な信心を貫く女性の弟子を、最大に讃えておられた。
 どんな時にも、皆様方一には、大聖人がついておられる。また釈尊も、さらに全宇宙の仏・菩薩一も、皆様方を見守っている。無量無数の諸天善神が、皆様方に付き従っている。
 この大確信をもって、勇気凛々の前進をお願いしたい。

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