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新時代第3回本部幹部会 第16回全国婦人部幹部会

2007.1.6 スピーチ(聖教新聞2007年上)

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1  最初に、わが同志の万歳をしよう。
 わが創価学会の同志、広宣流布の同志の万歳を!〈西口総関西長の音頭で、参加者が元気に万歳を三唱〉
 本年もよろしく! 健康で、勝利また勝利の1年であることをお祈りします。
 皆さまがお元気そうで、私は本当にうれしい。
 「大事なこと、それは今、ここにある人生であり、ここにいる人々だ。そうだ! それが今、何よりも大切なことだ」
 アメリカの詩人ホイットマンが、弟子に語った言葉である。
 どこかではない。いつかではない。
 大事なのは、「今、ここ」である。「今、ここ」にいる人々である。
 またホイットマンは、こうも語っている。
 「『同志』――これ以上のものはない」「この同志という絆のほかに、私たちを結束させ、満足させ、大いに成長させるものはない」
 同志の存在が、どれほど尊いか。どれほどありがたいか。
2  苦労してわかる人生の宝の価値
 ドイツの文豪ゲーテは書いた。
 「人生の宝の値打がわかるためには人生の苦労を積まなければなりません」(小栗浩訳「トルクヴァート・タッソー」、『ゲーテ全集5』所収、潮出版社)
 苦労してこそ、人生がわかる。深い喜びも味わえる。苦労のない生活は、良いように見えて、味気ない、薄っぺらなものだ。
 創価の女性の皆さまに、「優れた女性は、事において徹底していなければなりません」との、近代看護の母ナイチンゲールの言葉を贈りたい(湯槇ます監修・薄井坦子他編訳『ナイチンゲール著作集第3巻』現代社)。
 スイスの19世紀の哲学者・文学者のアミエルは「天国も地獄も世界も我々の中にある」と綴っている(河野与一訳『アミエルの日記』岩波文庫)。
 仏法に通ずる見方である。
 またアミエルは、「人を幸福にすることはやはり最も確かな幸福だ」(同)と書いた。
 私たちの折伏の修行は、相手の幸福を願っての実践である。その実践によって、私たち自身も、それ以上に幸福になっていくのだ。
 やりましょう! 古今の哲人が残した英知の言葉は、仏法と表裏一体である。
3  世界に記念植樹
 本日はスポーツ界で活躍する「創価勇勝会」の皆さまも来られている。ありがとう!
 きょうを記念して、よき日に、アメリカのフロリダ自然文化センターに、「創価勇勝会」の木を植樹させていただきたいと思うが、どうだろうか!
 木は「樫」の木を植えてさしあげたい。
 さらに、芸術部の代表の皆さまの木を、フランス総合文化センターに植えさせていただきたい。木は「ブナ」の木である。
 そして、いつも大変お世話になっている通訳・翻訳の皆さまの木を、インドの創価菩提樹園に植樹したい。木は「菩提樹」を植えたい。

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