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新春代表協議会  

2007.1.2 スピーチ(聖教新聞2007年上)

前後
1  断固たる 師弟不二なる 魂を 君よ叫べや 敵を恐れず!
2  輝ける希望の旭日とともに、「前進・勝利の年」が開幕した。新年あけまして、おめでとう!
 「希望は世界の柱だ」(北村孝一編『世界ことわざ辞典』東京堂出版)これは、南アフリカの格言である。
 「この1年、いやまして広宣流布に戦おう!」「日本中、そして世界中に仏法を弘めよう!」「あの人を救うのだ!」「この人と語りに語ろう!」――わが敬愛する同志の胸にも、広宣流布の“希望の太陽”が、勢いよく昇っていることであろう。
 全人類の平和と幸福のために行動し抜く広宣流布こそ、世界最高の希望なのである。
 いかなる試練も、どんな迫害も、わが胸中の希望まで押しつぶすことはできない。
 希望は「世界の柱」である。「自由の翼」である。
 希望を持った人は強い。希望を手放さない人を、だれ人も打ち負かすことなどできないのだ。
 その代表が、私も2度お会いした、人権闘争の巌窟王・南アフリカのネルソン・マンデラ前大統領である。
3  戦う友を讃えよ
 27年半――約1万日の不屈の獄中闘争を戦い抜いたマンデラ氏は、牢獄の中で、私の一文を読んでおられた。
 それは、私が「青年への希望」を記したエッセーであった。
 〈南アフリカの『HIT(ヒット)』という雑誌に、名誉会長の英訳エッセー集『ガラスの子どもたち』の一部が紹介され、それをマンデラ氏は獄中で読んでいた〉
 そして出獄後、マンデラ氏のほうから会いたいと連絡をいただき、1990年秋の来日の折、500人の青年の代表とともに、東京の聖教新聞社の前庭でマンデラ氏を盛大にお迎えしたのである。〈1995年には、元赤坂の迎賓館で2度目の語らいが実現した〉
 地位や肩書があるから偉大なのか。ちがう。
 民衆のため、青年のため、真実の人間の平等のために、権力悪と戦った人間が偉いのである。
 その人こそ、マンデラ氏であった。
 わが創価学会にあっても同じである。
 幹部だから偉いのではない。また幹部だからといって特別扱いをしてもいけない。
 仏法においては、広宣流布に戦う人が最も偉大なのだ。仏法を弘める学会員こそが最高に尊貴なのである。
 そしてまた、広宣流布の闘士を最大に守り、讃え、支えていく人が本当に偉大な人なのである。
 御聖訓に「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」と仰せの通りだ。

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