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フィリピン国立リサール・システム大学「…  

2006.11.24 スピーチ(聖教新聞2006年下)

前後
1  私は、これまで世界中の一流の女性の指導者や学者の方々とお会いし、語り合ってまいりました。
 そうしたなかでも、先ほどのデレオン学長のスピーチ(授章の辞)には、とりわけ深く心を動かされました。
 その「魂」といい、また「信念の美しさ」といい、学長は、最高の「教育の母」であると讃嘆申し上げたいのです。
2  きょうは、日本一の秋晴れです。
 神々しいほど、見事な太陽であり、晴天です。
 今年は、敬愛する貴国と、日本の国交が回復されてより、満50年の佳節に当たっております。
 両国の「友好の年」の実り多き秋に、貴国の偉大な知性をお迎えし、女性リーダー、また青年の代表とともに、次の50年へ向かって新たな希望の一歩を踏み出すことができました。
 改めて、先生方を、熱烈に歓迎申し上げます。そして、多くの参加者の皆さんとともに、「フィリピン万歳!」「リサール・システム大学万歳!」と叫びたいのです。
 心から尊敬するデレオン学長。さらにまた、私の最良の親友であるキアンバオ元会長。そしてまた、尊敬する諸先生方。
 ただ今、私は、貴国の誇る名門リサール・システム大学から、最高に誉れ高き「名誉人文学博士号」を拝受いたしました。
 貴大学が高らかに掲げられた「地球社会」への貢献の理念と行動を深く心に刻みつつ、貴大学の栄えある一員とさせていただきます。まことにありがとうございました。
 さらに、私はリサール協会から、格別に意義深き「平和と正義賞」ならびに「黄金の実り賞」を頂戴いたしました。厚く厚く御礼を申し上げます。
3  「平和の翼」で!
 私たちが敬愛してやまない貴国の大英雄リサール博士は、厳然と宣言されました。
 「われわれ全ての人間は、教育と文化を通して、自分自身を向上させていくことができる」
 まったく、その通りです。
 デレオン学長のスピーチにも、このリサール博士の精神が見事に脈打っておりました。
 人類の希望──それはひとえに「教育の力」にあります。「文化の力」にあります。
 そして、いつの世にあっても、この教育と文化という「平和の翼」を大きく豊かに広げゆく、最も神々しき存在こそ、母たちであり、女性たちであると私は確信しています。
 慈愛にあふれた女性教育者であられる、デレオン学長と、ボバディリャ副学長の尊き献身は、その「模範の中の模範」なりと、私たちは心から讃嘆申し上げたいのです。
 男性は威張りますが、自分のお母さんや奥さんには、かないません。
 ここで全員立って、偉大なる「教育の母」に、もう一度拍手を贈りたいと思いますが、どうでしょうか(参加者一同が立って、大拍手を贈った)。
 また特に青年部の皆さんは、きょうから、しっかりと親孝行をしていくことを誓い合いたい。

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