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日蓮大聖人・池田大作

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創立記念日祝賀協議会  

2006.10.28 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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1  栄光燦たる学会の「創立の月」、おめでとう!
 全同志の尊き健闘ありて、わが創価学会は、すべてに勝って、創立76周年の「11・18」の佳節を、最高に晴れ晴れと迎えることができます。
 本当にありがとう! 本当におめでとう!
 日本全国、そして全世界の同志のさらなるご健康とご長寿、ご尊家のご多幸とご繁栄を心から祈りつつ、祝賀のスピーチを留めさせていただきたい。
2  異体同心が永遠の指針
 有名な「諸法実相抄」に仰せである。
 「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」と。
 この「地涌の義」の大法則通りに、今、新しい人材が続々と使命の大地に躍り出て、新しい力を発揮しながら育ってきている。
 これほど、うれしいことはない。創価学会の前途は、太陽が赫々と昇りゆくように、限りなく明るく開かれている。先輩は、伸びゆく後輩を大切にすることだ。後輩は、先輩のよいところを見習って、大いに力をつけていくことだ。
 「異体同心なれば万事を成し同体異心なれば諸事叶う事なし
 この永遠の指針のままに、学会は「異体同心」で団結していくことだ。全員が尊き使命を持った地涌の菩薩である。
 全員が偉大なる広宣流布の同志である。我々には何一つ、差別はないのである。
 なかんずく、牧口常三郎先生は、「下から上を動かせ」と常々、教えられた。
 「上から命令を押しつけるのではない。下からの意見をどんどん聞いて、いかしていくのだ」──これが、先生の正しい価値観に基づいた組織論であった。
 その通りに実践してきたから、学会は常に活力を漲らせながら、発展してきたのである。これからも、この鉄則を絶対に忘れてはならない。
3  如説修行の人を諸仏・諸天は守る
 戸田城聖先生は遺言として、「信心は日蓮大聖人の時代に還れ!」と言い残された。これが、戸田先生の叫びであられた。
 創価学会の「創立の原点」とは、まさしく「大聖人の精神」に立ち返ることである。
 ここに、初代、二代、そして三代の創価の師弟を貫く魂がある。
 御聖訓には、「総じて日蓮が弟子と云つて法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ、さだにも候はば釈迦・多宝・十方の分身・十羅刹も御守り候べし」と説かれている。
 この「日蓮が如く」との仰せを違えず、創価の三代は「不惜身命」「死身弘法」の決心で、「三類の強敵)」「三障四魔」との大闘争を勝ち越え、「悪口罵詈」「猶多怨嫉」の大難を乗り越えてきた。
 だからこそ、釈迦・多宝・十方の諸仏の守護も厳然と現れたのである。
 無量無辺の諸天善神も、じっとしてなどいられない、創価の師弟の如説修行の戦いであったのだ。

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