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北海道・東北・中部・北陸・信越合同研修…  

2006.8.20 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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1  新しい歴史を開く合同研修会、本当にご苦労さまです。
 シベリアのロシア・サバ共和国といえば、世界で最も寒い地域。1月の気温が、なんとマイナス40度から50度以下にもなるという。
 「私たちの言葉では、北極星のことを『天を支える柱』と呼びます」
 2004年1月、サバ共和国の北極文化芸術国立大学から「名誉教授」の称号をいただいた折、ボリソフ総長(同国文化大臣)が、そう教えてくださった。
 〈さらに総長は「きょう、池田会長とお会いし、会長こそ『民衆を支える柱』であると確信しました」と〉
 日本の北国で戦っておられる北海道、東北、信越、北陸の皆さまは「広宣流布の北極星」と光っていただきたい。
 そして中部は、広布の勝利の「一番星」「大金星」と輝いていただきたい。
 この5方面こそ、全国、全世界の創価学会を支える「柱」との気概を持ってもらいたい。
2  人類の境涯を高めよ!
 戸田先生は、北海道の同志に、こう語られた。亡くなる半年前、札幌の体育大会でのご指導である。〈昭和32年8月18日〉
 「初代の会長は、青年が大好きだった。私も青年が大好きです」
 「皆さんの双肩には、東洋の指導者として、人材として立っていく任務がかかっている。きょう、北海道の青年の姿を見て、おおいにたのもしさを感じている。
 日本民衆の先駆けとして立っていくことを願って、私の訓示にかえる」
 あのころ、皆、まだ貧しかった。皆、日々を生きることに懸命だった。
 そういう青年たちに、先生はいつも、日本を背負い、世界に羽ばたく大望を抱けと教えられた。
 「われわれは、人間革命、宗教革命によってこそ、ほんとうの幸福をつかみ、平和な社会を建設することができる」
 これも、北海道でのお話である。
 個人の境涯だけでなく、一国の境涯、人類の境涯を高めゆくことが、私たちの使命なのである。
3  戸田先生は、私にこう言われた。
 「仏法は、人類のため、全世界の民衆の幸福のための大法である。ならば、人類のかかえる課題の一つ一つは、そのまま仏法者の避けがたいテーマとなるはずだ」
 「広宣流布」とは、政治、経済、文化、教育など、人間のあらゆる活動の根幹に、生命尊厳と人間主義の哲学を浸透させゆく運動である。
 ゆえに青年は、世界の動向を見つめ、思索し、未来を展望するスケールの大きさをもってもらいたい。

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