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日蓮大聖人・池田大作

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東京・関東・東海道合同研修会  

2006.8.16 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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1  きょうは、ご苦労さま!
 使命深きリーダーの皆さまに、懇談的にお話ししたい。
 『三国志』に登場する“五虎”の将軍は、ご存じだろうか。
 蜀の国で、劉備玄徳とともに戦った、関羽、張飛、趙雲、馬超、黄忠の5人。「五虎大将」とも呼ばれる。
 さらに、劉備のもとには、希代の名軍師・諸葛孔明がいた。
 戦いは、一人だけでは勝てない。衆知を集め、心を一つにして事に当たらなければ、インチキで邪悪な人間たちを打ち砕くことはできない。
 その態勢を、具体的に整えることだ。
 これからの学会で大事なことは、全員が「広布の責任者」との自覚に立つことだ。一人一人が、しっかりすることである。
 学会の根幹は「師弟」である。「信心」である。それさえ忘れなければ、恐れるものなど何もない。 
 皆の自覚と団結で、わが地域から世界へ、新しい「勝利の鐘」「希望の鐘」を、ともどもに打ち鳴らそう!
2  世界を動かせ!
 かつて“関八州を制する者は、天下を制す”といわれた。
 今、時代は変わった。東京、関東、東海道を制する者は、世界を制す――その心意気で進んでいただきたい。新たな勝利は、この3方面にかかっている。
 日本の総人口は、今年、減少に転じた。そのなかにあって、東京、関東、東海道は、人口が増加中である。〈総務省の発表によれば、本年3月31日現在の全国人口は127,055,025人。1968年の調査開始以来、初めて、前の年より3,505人減少した。そのなかで、東京と山梨で約87,000人、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木で約21,000人、神奈川と静岡で約4万人、それぞれ人口が増加した〉
 この3方面の合計人口は、約4,570万人。これは、日本の総人口の約36%にあたる。この人口は、たとえば、カナダやアルゼンチン、スペイン、オーストラリアよりも多い。
 人口の都道府県別の“上位10傑”には、東京、関東、東海道の5都県が名を連ねる。〈人口の多い都道府県から、東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉、北海道、兵庫、福岡、静岡の順になる〉
 人が集い、活気にあふれる。全国、さらには世界的にも、大きく注目される。
 そうした大きなエネルギーを秘めた天地が、東京であり、関東であり、東海道なのである。
3  本陣の使命
 日蓮大聖人が御聖誕され、世界広布の旭日が昇ったのは、「関東」である。〈1222年、千葉で御聖誕され、1253年に立宗宣言〉
 大聖人が大法戦を展開され、襲いかかる大難を越え、正義の勝利を打ち立てられたのは、「東海道」の天地である。〈1260年、鎌倉で「立正安国論」を提出され、翌1261年、伊豆に流罪。1271年、竜の口の法難。1279年、熱原の法難〉
 大聖人が「立正安国論」の最後の講義をされ、万年の令法久住を遺命されて、御入滅されたのは「東京」である。〈1282年、池上で御入滅〉
 そして、700年の時を経て、創価学会は「東京」で創立され、「関東」「東海道」で発展してきた。
 東京、関東、東海道には、全世界の広宣流布の大本陣たる宿縁があり、使命がある。私は期待している。

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