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日蓮大聖人・池田大作

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初御開扉 朗らかに和楽の前進を

1975.1.1 「池田大作講演集」第7巻

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1  一九七五年の新年、まことにおめでとうございます。本年も広宣流布のため、いろいろお世話になると思いますが、どうかお体を大切にして、朗らかに愉快に一家和楽を基調として、この一年間を送っていただきたいことを心から念願するものであります。
 私も近く、本年の世界平和への第一歩として、NSAの招待によりアメリカに行ってまいります。約二十日間の予定で、アメリカの平和のためにおおいにがんばってまいりたいと思っております。
 いまやわが人類の平和のために戦う地涌の菩薩は、世界八十数か国を舞台にして活躍する現状にあります。その意味において、日本の皆さん方も、組織活動をとおしてさらにさらに自身を錬磨し、日本の広宣流布の一歩前進を心から期待してやまないものであります。
 きようは特に、全国を代表する幹部の皆さん方の参詣でありますが、私は、大勢の人のめんどうをみる皆さん方の大変な責務を深く理解しているつもりであります。しかし、大御本尊を根本とした大聖人の仰せどおりに行動している皆さん方幹部にとっては、そのめんどうをみてあげた努力、めんどうをみてあげた行動、それだけが自分自身の福運に変わるのであります。また、その福運は、自分の子供や子孫末代にまであまねく伝わっていく財宝となるのであります。
 仏法に偽りがあるわけがありません。幹部の皆さん方は、どうか団結第一に、どこまでも大聖人の仰せの「異体同心」の原理にのっとり″御本尊根幹に、広宣流布を目標に団結していこう”との実践に生きぬいていただきたいと思う。団結を破壊する心は、それだけ自分自身の生命を破壊することにも通ずる。また、それだけ自分の功徳を消すわけであります。したがって「異体同心で団結していこう」「スクラムを組み、仲良く広宣流布に向かって学会を守っていこう」こういう決意を忘れないでいただきたいと思います。
 ともかく、信仰をもった人が心の奥底から幸福を満喫すべき時流に入ったといえましよう。
 どんなに物質的な豊かさが論じられようとも、科学的な理論が展開されようとも、それだけが人間のすべてではない。また、流行を追い、一見幸福そうにみえた時代も、本年からは根本的に転換されなければならないといってよい。真実の仏法、真実の信仰をもった人が、幸福を心から満喫できる証明をしゆく自分自身になっていける時代がいよいよきたということを確信して、私とともに勇気をもって学会っ子らしく進んでいってください。(要旨)

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