Nichiren・Ikeda
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妙法を源に真の幸福と繁栄
「池田大作講演集」第2巻
前後
1 寿量品得意抄にいわく、
SA062E
2 「一切経の中に此の寿量品ましまさずは天に日月無く国に大王なく山海に玉なく人にたましゐ無からんがごとし」――八万法蔵ともいうべき一切経の肝心は法華経寿量品であり、文底から拝すれば南無妙法蓮華経となります。
一切経といえども、根本の南無妙法蓮華経を欠いては、所詮、無益です。それと同じく、個人的にどのような名声、財産をつかんでも、また社会がいかなる経済的・文化的発展の姿をとろうとも、妙法を源としない限り、所詮は根無し草のようなもので、真実の幸福も繁栄もありえないとの御文です。
故に「されぱ寿量品なくしては一切経いたづらごとなるべし、根無き草はひさしからず・みなもとなき河は違からず親無き子は人に・いやしまる」と。
「所詮寿量品の肝心南無妙法蓮華経こそ十方三世の諸仏の母にて御坐し候へ」――重ねて申しますが、結局、一切の活動はあくまで信心を根本としていかなければなりません。更に広くは、尽未来際にわたって一切衆生を救うべき妙法が、そしてまた、その大思想を実践している日蓮正宗・創価学会こそが、日本の未来、人類の前途を決定していくのである、と強く確信していただきたいと念願するものです。