Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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妙法は師子吼のごとし  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  松野殿後家尼御前御返事にいわく、
 SA051E
2  「予は無縁の者なり」とは、日蓮大聖人は、権力とは全く関係がない、つまり権力の後ろだてがなにもないとの意です。私達も同じです。
 それに対して「念仏の方人は有縁なり高貴なり」とは、大聖人を弾圧した良観をはじめ、当時の宗教界の人々には陰に有力なる実力者がついているし、彼ら自身も社会的に地位が高く、有名であるということです。
 「然れども師子の声には一切の獣・声を失ふ」――しかし、ひとたび獅子がほえれば、一切のけだものは黙ってしまいます。
 同じく「虎の影には犬恐る、日天東に出でぬれば万星の光は跡形もなし」――大聖人の南無妙法蓮華経の大師子吼、妙法の怒濤の前進の前には、一切の中傷・批判も、虎の影におびえる犬のように、また太陽が昇ると星がことごとく見えなくなるように、全て消えてしまうという大確信をお述べになっていらっしやるのです。

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