Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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人間蘇生の宗教運動  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  種種御振舞御書にいわく、
 SA044E
2  日本国の有無は日蓮大聖人によって決定されるとの烈々たるご確信です。国が根本的に安定するか、また決定的に敗北するかは、思想・宗教の是非によって決定されるということです。
 たとえば、家に柱がなければ家は保たず、すぐに崩れてしまいます。人に魂がなければ死人と同じです。したがって「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」を現代的に解釈するならば、結論は、創価学会がいよいよ日本のみならず、世界の動向を決定する段階に入っていくということです。これから十年、二十年、三十年と、新しい時代をつくり、伸ばしていく主体者は、断じて私達以外にはないという栄誉ある自覚をもちたいと思う。
 今後、十年先、二十年先が楽しみになりました。過去の足跡をみれば、その一直線上にある未来の姿がに見えてきます。確信に満ち、希望にあふれてくるではありませんか。
 今日、末法の御本仏日蓮大聖人のご遺命の通りに信心に励み、社会の矛盾に挑戦しているのは創価学会です。
 宗教は、社会の道標、時代の生命であります。今の日本の人達は、今までの宗教が全部、低級宗教であり、誤った宗教であったが故に、宗教といえばイコール=非近代的・前時代的と錯覚しています。本来、宗教の教義にも、浅深・高低・善悪があるということがわからない。まして、浅深・高低の判断の基準をもっていません。残念なことであります。宗教なき社会、時代は、生命なき屍であり、不毛の砂漠と同じです。日蓮大聖人の御金言を現代語に開いてみれば、こうなります。
 創価学会の宗教運動、民衆運動こそ人間を蘇生させ、そして社会と時代にみずみずしい活力を与えていく源であります。更に固いスクラムを組んで、一波が二波を、二波が三波を、三波が万波を呼ぶように、日本国中に偉大なる活力を与えきって、広宣流布を私どもの時代に成し遂げようではありませんか。そして今まで私達を中傷し、批判してきた人達に、正義の実証を示すとともに、またそうした人達を暖かく包容しつつ、ともに幸福への道を進んでいこうと手を差し伸べていこうではありませんか。
3  広宣流布への実践こそ最高の満足  

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