Nichiren・Ikeda
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1 曾谷殿御返事にいわく、
SA024E
2 どのような衆生でも、なんらかの食べ物をとり、生命をながらえている。そうしたなかで、梵天・帝釈、そしてあらゆる三世十方の仏・菩薩は、全て正法である南無妙法蓮華経を魂とし、生命力をさせている。すなわち、題目こそ、最高の福運と生命力を得る源泉であり、この人生を大宇宙のリズムに合致させていく根幹であるという意味なのであります。
したがって”自分自身の生命は南無妙法蓮華経の当体なのだ、南無妙法蓮華経を湧現しきっていくのだ”――こう確信して、題目を唱えていった場合には、事の一念三千、福運の当体となり、たとえ現在どのような苦しい境涯にあろうとも、一切の環境、国土世間を変えていくことができるのであります。これが仏法の原理です。顔色もよくなるし、目も輝きを増してくる。どのような願いであっても、かなわないわけがありません。しかも、題目の功徳は、全部お子さんやお孫さんにまで回向されていくのです。