Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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東京第3総合本部幹部会 王仏真合は大文化活動

1969.12.8 「池田大作講演集」第2巻

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1  学会員は日蓮大聖人の子供です。私は創価学会の会長として責任があり、なんとしても全学会員を守らなければならない、という決心でまいりました。
 日蓮大聖人の仏法だけが最高に未来を指向した、現代的、近代的、超未来的な原理を秘めているのです。
 「三世を知るを聖人という」――過去、現在、未来の三世を全て通達された方が、仏であり、日蓮大聖人であります。だから、明確に予言されているのです。信仰は個人の幸福を目的とすると同時に、その信仰を根幹として、社会、国家、人類のために貢献していく、これが王仏冥合の思想であり理念であります。王仏冥合とは政治、経済、教育、科学等々、広範な大文化活動を指すものです。日蓮大聖人の立正安国論等の御書以外に、釈迦も、天台も、伝教も、いわんや念仏の法然や親鷲なども、ぜんぜんそのような原理は書いておりません。
 そこに日蓮大聖人の仏法が、世界最高の思想・理念をもち、末法万年尽未来際にわたる人類救済のただ一つの法、恒久平和のただ一つの原理であるということが証明されるわけであります。
 末法万年のうえからみれば、現在はその末法に入ってまだ千年にもなっておりません。今、私どもの活動は先駆けなのです。今は基礎を築いている時代ですから、苦労が多いといえましょう。しかし、煩悩即菩提の原理から考えれば、その功徳は大きく測り知れないものがあります。難が多少あってもやむをえません。日蓮大聖人は、こうしたことを全てご承知であり、御書を通して私どもに対してこまごまと指導・激励をされて、未来を指南してくださっております。故に日蓮大聖人を、全宇宙、永遠にわたるただ一人の大聖哲と尊崇し、私達は日蓮大聖人の子供であり、そのご達成の弟子であるという確信をもって、ともに戦ってください。
 団結して、歩調を合わせて、空転しないように一つ一つギアを合わせて、楔を打ち込んでいきましょう。

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