Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全国大幹部会 青年の信心で「栄光」を築かん

1968.1.2 「池田大作講演集」第1巻

前後
1  「栄光の年」の新年、まことにおめでとうございます。
 本日は、御開扉をうけ、そのあと、学会を代表し、全信徒を代表して、立宗七百十六年の新春の祝詞を、日達猊下に申し上げてまいりました。そのときに猊下より「蓮華」という揮毫をちようだいしました。「蓮華」とは「因果倶時」という意味であります。また、もう一枚「能滅衆生罪」(能く衆生の罪を滅す)との揮毫をいただきました。猊下は根本的な世界平和を願ってこの揮毫をせられたことと拝察いたします。ここにつつしんでご報告申し上げます。
2  輝く栄光の人生を
 本年は、世界的にみれば、アメリカ大続領選挙が行なわれる年であります。そのアメリカは、ドル防衛策を一段と強化する情勢にあり、日本は内外ともに不況の波のあおりをうけて、苦しい立ち場におかれるものと予想されております。
 しかし、三大秘法の大御本尊をった皆さんは「火も焼くことわず水も、漂わすこと能わず」との御金言を更に確信して、強盛なる信心をもって、金剛不壊の幸福生活を、幸福境涯を一段と築いていっていただきたいのであります。
 経にいわく「是の大涅槃微妙の経典流布せらるる処は当に知るべし其の地は即ち是れ金剛なり是の中の諸人も亦金剛の如し」云云と。「是の大涅槃微妙の経典」とは、当然、大御本尊のことであります。まさに、三大秘法の広宣流布こそは、永遠不滅の楽土建設のであるとともに、万人の金剛不壊の幸福を実現できる大道なりとの経文であります。
 同志の皆さん方が、更に強い信心と、たくましい、希望に燃えた実践によって、輝く栄光の人生を築いていかれんことを願ってやみません。
3  若い世代の縮図が創価学会、公明党
 また、今年はちようど明治百年であり、これをめぐって世間では種々の論議がなされております。私は、この明治百年の本質は〈世代の交代〉にあると思っております。
 先日も、ある新聞に「現在の日本を動かしている中枢は、明治生まれの老人達である。だが、明治生まれは日本全人口のわずか一三㌫にすぎない。それに比べて昭和生まれは七〇㌫である。この絶対多数の若い層が政治、経済、社会の面で力を発揮できないところに、現在の日本の社会的摩擦を生ぜしめる原因がひそんでいるのではないか」という意味のことが書かれておりました。
 特に創価学会の運命を決する青年部諸君に申し上げたい。政党にしても、そして社会全体からみても、私どもの世界は、若い世代の考えを代表している。すなわち、若い世代の縮図が創価学会であり、公明党であることを確信していただきたいのであります。(拍手)
 老人を最高に大事にし、いたわりながら、若い人達が、王仏冥合の一切の中枢に立って存分に力を発揮し、動かしているのが創価学会の実相であり実体であります。
 明治百年とは、まさに明治の古い世代によって支配されてきた日本から、昭和生まれの若い世代によって動かされる新しい日本への躍進であることを再確認し、その先駆を切っているのが我が創価学会であるとの誇りをもって、堂々と前進していこうではありませんか。(拍手)

1
1