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日蓮大聖人・池田大作

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発刊のことば  

「池田大作講演集」第1巻

前後
1  聖教新聞に掲載された池田会長の講演をまとめて出版してほしいという、内外の本紙購読者諸兄からの強い要望のもとに、会長の承諾を得て、今度、講演集を聖教新聞社より刊行する運びとなりました。ここに、その第一巻を上梓できえたことは喜びに堪えません。
 従来「会長講演集」は、第十三巻まで発刊されておりましたが、昭和四十五年が会長就任満十年に当たり、これを機に、今回からは、装丁を改め「池田会長講演集」として新たに第一巻から巻を重ねていくことになりました。
 本書には、昭和四十三年一月から昭和四十四年四月までの数多い講演のなかから、主要なものを抜粋して収録してあります。この間、池田会長は北は北海道の稚内から、南は九州、沖縄に至るまで、全国各地を回り、幹部会、指導会、記念撮影等を通して幾万、幾百万の人に対して、血肉を分けた親兄弟以上に真心を込めて指導・激励の限りを尽くしています。
 その講演は今日、創価学会員のみにとどまらず、現代人が、社会、人生に対する真実の姿勢と、二十一世紀を迎える人類の歩むべき方向を考えるうえに、一つの道標となり、示唆となってなっています。今や最高の思想として、日本の新しい時流となり、世界の潮流となりつつあるのです。そのために、広く社会の人々からも会長の講演、指導が強く求められているのでありましょう。
 時に感じ、機に応じ、仏法哲理の真髄を、生活に即し、社会の実相に照らして明快に説いた言々句々は、万人を納得させ、いかなる人にも希望と勇気と確信を与え、新たな価値創造へと心底から誰人をも奮い立たさずにはおかないものと堅く信ずる次第です。
 本書を、幸福と繁栄への一大指標とし、ともに新社会建設のための源泉とされんことを願ってやみません。
  昭和四十四年十二月 聖聞論説主幹 青木 亨

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