Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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「21世紀への選択」マジッド・テヘラニアン(池田大作全集第108巻)
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〔対談者略歴〕
マジッドテヘラニアン(MajidTehranian)一九三七年、イランマシュハド生まれ。ハワイ大学教授。戸田記念国際平和研究所所長。コミュニケーション論、政治経済学、中東研究などを専攻。ハーバード大学で修士号、博士号を取得。スパークマツナガ平和研究所所長などを歴任。ボストンのタフツ大学外交大学院客員教授も務める。著書に『グローバルコミュニケーションと世界政治』など。
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はじめに(池田 大作)
平和学者のマジッドテヘラニアン博士と初めてお会いしたのは、一九九二年(平成四年)七月であった。博士はシルクロードの遺跡へ向かう旅の途中で、東京に立ち寄られた。その折に、語りあう機会を得たのである。
眼差しは、春の光のような温かさを感じさせた。
穏やかな口調が、ひとたび戦争と平和の問題となると、一変して語気を強めて語られる。その情熱的な姿が印象的であった。
私は、胸の奥に秘めた“信念の炎”を見る思いがした。
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博士と私はともに、戦争の嵐が吹き荒れるなかで、少年時代を過ごした体験をもつ。
博士は、一九三七年、イランのマシュハドで誕生された。
ほどなくして第二次世界大戦が勃発し、街は爆撃を受け、占領される。幼心にも、戦争の悲惨さは深く刻まれたにちがいない。
「戦争は人間を“野獣”に変えてしまうことを、私は思い知らされたのです」
少年は戦争を憎んだ。そして、怒りを決意に変えた。
平和な世界を築くために、一生を捧げよう!と。
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