Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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華陽の誓い 創価の姉妹よ 使命の華と舞え

2009.6.3 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

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1   華陽会
    広布の女子部の
      先駆たれ
    価値ある青春
      三世の功徳と
 今日も、日本列島の各地から、そして世界の各国・地域から、女子部の池田華陽会の溌剌たる前進の便りが届く。
 二十一世紀の創価の栄光の凱旋門が、晴れ晴れと開かれていく思いだ。私も妻も、本当に嬉しい。
 北米のアメリカ、カナダ、中米のメキシコ、パナマ、南米のブラジル、アルゼンチン、ペルー、チリ……。
 オセアニアのオーストラリア、ニュージーランドやミクロネシア……。
 欧州のフランス、イタリア、イギリス、ドイツ、オランダ、さらにバルカン半島のスロベニア……。
 韓国や香港、台湾、フィリピン、インド、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、カンボジア……。
 そしてアフリカのコートジボワール、カメルーン、ザンビア……
 いずこの地でも、生き生きと妙法の乙女たちは躍動している。
 少人数で出発した国もある。しかし「私たちの手で、平和と幸福を建設しよう!」と、凛然と立ち上がった華陽会の心は、あまりにも崇高である。
 つい先日も、アメリカから嬉しい連絡があった。
 全米のバネッサ・ショー女子部長が、有名なラジオ番組に登場して、「青春と信仰」をめぐって、インタビューを受けたのである。彼女は、仏法の哲理と師弟を力に、ハリウッド女優としても活躍する充実の日々を清々しく語った。
 多くの方々から「勇気をもらった」「素晴らしかった」等々と、反響が届いたようだ。
 日蓮大聖人は、「日輪・東方の空に出でさせ給へば南浮の空・皆明かなり」(御書883㌻)と仰せであられる。凛々しき華陽の友の心には、社会を照らし、一国をも照らしゆく太陽が昇っているのだ。
 第二期の結成式も行われ、フレッシュな同志の歌声が響いている。
2   美しく
    また強くあれ
      わが女子部
    万世の福運
      積みゆく今日かな
 今、日本中、そして世界でも歌われている池田華陽会歌「華陽の誓い」──私が、この歌の原案を最初に聴いたのは、今年(二〇〇九年)の二月十八日であった。
 いい歌だ。よく頑張ったと思った。だが、華陽会の友なら、もっともっと良いものができる。もう一歩、壁を破れば、不朽の歌になると直感した。
 私が薫陶してきた、若きリーダーたちの力を信じていたからだ。
 私は、ちょうどその日に行われた婦人部・女子部との最高協議会で、そうした心情を伝えた。わが華陽の乙女たちは、瞳を輝かせ、心を一つに、再び挑戦を開始した。
 真剣に祈り、燃え立つ生命で、もう一重、深き誓いを歌詞に込めたのである。
 ──師は弟子を信ずる。信ずるゆえに甘やかさぬ。信ずるゆえに訓練もする。信ずるゆえに厳しいのだ。
 その師の心に真っ直ぐに応えていく時、無量の力が発揮される。これが師弟の呼吸だ。勝利の共鳴だ。
 生まれ変わった歌を聴いたのは、二日後だった。曲のイメージも「歓喜」が前面に出て、一新された。
  ♪今 師とともに 正義の心で
   世界の女性ともに 平和の世紀を
   華陽の姉妹と スクラム楽しく
   「使命の華と舞え! 池田華陽会」
   報恩の「華陽の誓い」 喜び果たさむ(三番。作詞・池田華陽会有志)
3  御義口伝には──
 「初めて我心 本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」(同788㌻)
 さらに「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(同761㌻)と仰せだ。
 仏法上の「歓喜」とは、単なる「喜び」ではない。「本来の仏」である自身の尊極の使命を知ることだ。全民衆を救う妙法に巡り会えた喜びに燃え、友と友が勇んで立ち上がることだ。
 その使命に生き抜く歓喜と、誇り高き心の結合が、美事に歌い上げられていた。
 何があっても負けない!
 さあ、新たな決意で出発しよう!
 この瑞々しい息吹が伝わってきた。
 私は嬉しかった。
 「すごくいい。盤石だ!」
 妻も微笑んで言った。
 「明るくて、さわやかで、覚えやすくて、とてもいいですね!」
 池田華陽会の歌は、英語版も、さらに中国語(北京語)版も完成して、希望の音律を広げている。

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