Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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創価の乙女に贈る 平和の博士・女子部の皆様へ

2003.11.5 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

前後
1  黄金の日々の人生を生き抜くためには、正義の精神を、聡明な行動を、わが胸に脈打たせていかねばならない。老後の人生も、若々しく送るためには、青春時代の生き生きとした対話の連続を忘れてはならない。
 誰人たりとも、気高い使命を持って生き抜く人は、天の意志を持った人である。その人こそ、崇高な栄光の青春と、勝利の人生を果たしゆくことができるのだ。
 貴女よ! 避けるべきものを知ることだ。
 無知蒙昧であっては、真実の幸福の道を歩めない。
 荘厳なる一生を歩み見つめる、信仰の尊さを見失ってはならない。
 人生を、決して疎かにしてはならない。
 胸を裂かれゆく、いかなる暗然とした局面が来ても、喜んで立ち上がり、喜んで生き抜く、尊貴な幸福の王座の自分を、信仰でつくることだ。来る日も来る日も、活気あふれる、わが友のなかに入り、友と共に賑やかに、平和と幸福の目標に、勇んで進みゆくことだ。
 その天真の姿勢のなかに、幸福と勝利の命運は決まる。
2  有名な「諸法実相抄」には仰せである。
 「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱へがたき題目なり
 既に七百三十年前の文永十年(一二七三年)に、男女の同権と平等が、高らかに宣言されているのだ。
 御聖訓には、さらに記されている。
 「此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたり
 仏法の眼から見れば、「広宣流布」に生きゆく女性ほど、尊い存在はない。
 今、日本列島を包んで、幸福と平和のスクラムを広げゆく創価の乙女たちを、日蓮大聖人も、また三世十方の仏・菩薩も、どれほど讃嘆しておられることであろうか。
3  花々も、毎日、成長している。あらゆる緑の木々も、成長している。
 人生もまた、成長である。その希望と努力を重ねながら、最上の幸福の自身の運命を築くことだ。決して性急な跳躍をしてはならない。自分自身の輝く天命を果たすために、誇り高く魂を光らせ、美しく身を伸ばし、喜びの日も悲しみの日も、気高き生命の光を放ちながら、断固として富める使命の大地を歩みゆくのだ。
 憂鬱な人生よ、去れ!
 悲惨な人生よ、去れ!
 愚かな人生よ、去れ!
 無駄な道を歩むな!
 絶望しゆく道を歩むな!
 賢く生き抜いてこそ、青春だ。それが勝利の人生の土台を創ることを、忘れまい。
 「汝は、偉大な使命を果たすために生まれてきたのだと常に考えよ」
 これは、十九世紀のイギリスの指導者ディズレーリの言葉である。

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