Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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二〇〇〇年五月三日 新世紀へ! 全世界が歓喜の出発

2000.5.7 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
1  二〇〇〇年五月の三日は、晴天であった。
 日本各地が晴天であった。
 あちらこちらに見える緑の木々の香りがすばらしかった。
 朝起きると、妻が真っ先に、「今日は晴天ですよ」と言った。私は嬉しかった。
 妻が「日本中、世界中の学会の皆様が、晴天を祈ってくださっているのでしょうね」と、真摯な姿勢で語っていた。
 世界各国から無数の祝電が入った。
 多くの懐かしい海外の同志からも、たくさんの電報が届き、机上に山と積まれていた。
 五十数カ国の国家の指導者たちからの祝電もいただいた。
 あのポーリング博士のご子息も、温かな祝福のメッセージを送ってくださった。
 「本年は、貴殿の海外初訪問四十周年の佳節でもあります。
 この海外訪問により、貴殿は、多くの政治家や世界の指導者に、平和、教育、寛容の必要性に対する意識を啓発し、また各国の幾多の人びとの人生を豊かなものにしてくれました」と。
2  学会本部の新館には、連日、一万人以上の方々が、日本全国から、挨拶に来てくださった。
 「本当にありがとう。本当にご苦労さま」と感謝の気持ちが尽きなかった。
 お祝いにお越しくださった外部のお客様も、本部に喜々として集って来られる学会員の姿をご覧になって、「すばらしいことです。こんな生き生きとした方々の姿を、いったい、どこの世界で見ることができるでしょうか」と、感嘆しておられたようだ。
 さらに、そのお客様は、「私は、社会的立場もあり、信仰はしていませんが、内心では、このようなはつらつとした人生を歩みゆける信仰が必要であると痛切に感じております。妻も同じなのです」と語っておられたそうである。
3  ある青年部員は、「私たちの二十一世紀の舞台がやってきました。必ず戦い、勝ちます。成長してまいります」と書き送ってくれた。
 嬉しかった。
 本当に嬉しい、決意ほとばしる内容であった。

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