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日蓮大聖人・池田大作

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「5・3」記念各部協議会 大変な時こそ自身が希望の星に

2006.4.13 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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1  万年の価値ある人生を!
 本年も、偉大なる同志の、おかげで、″創価学会の元旦″である五月三日「創価学会の日」を、晴れやかに迎えることができる。本当にありがとう!
 うれしいことに、日本中、そして世界各地の友から、「5・3」を慶祝する声をいただいている。多くの識者の方々も、創価学会、またSGIの大発展を、心から賞讃し、喜んでくださっている。
 すべて、皆さまの努力の賜である。
 暦のうえでの正月である一月は、北半球では冬に、南半球では夏になる。この点、五月三日は、気候的にも、南北ともに過ごしやすい時期にあたる。″一年の祝賀と出発のリズムを刻む、まことにすばらしい節目となっています″と喜んでおられる友も多い。
 五月三日は「創価学会母の日」でもある。この佳節を祝って、次の句を贈らせていただきたい。
  夫婦して
    五月三日の
      晴れ姿
  万年の
    価値ある人生
      夫婦かな
 この一年もまた、万年の価値ある日々に! この勢いで、さっそうと、朗らかに、スクラムを組んで進んでいきたい。
2  乱世にこそ戦う「賢人」たれ
 ここで、御書を拝読したい。池上兄弟の弟(兵衛志殿)へつづられたお手紙である。
 「真実の経の理によれば、時代が末法となり、仏法が非常に乱れたときには、大聖人(仏)が必ず世に出現するとあります。
 たとえば、松は霜が降りてのちも枯れないので木の王といわれ、菊は、ほかの草が枯れたのちにも、なお花を咲かせるので『仙草(妙なる草)』といわれるのと同じです。
 世の中が平穏なときには、だれが賢人であるか分からない。世の中が乱れているときにこそ、聖人と愚人はあきらかになるのです」(御書1095㌻、通解)
 今は重大な転換期である。この大事な時に、戦うかどうか。これが、永遠不滅の幸福を築けるかどうかの分かれ目である。学会もいよいよ、本格的な広宣流布の大闘争の時代に入った。皆が、「創価の賢人」として、自分にしかできない使命に奮い立っていただきたい。
 また、日蓮大聖人は、「此の人(地浦の菩薩の上首である上行菩薩)末法に出現して妙法蓮華経の五字を一閻浮提の中・国ごと人ごとに弘むべし」と仰せである。
 わが学会は、大聖人のお心のままに、一人また一人、一国また一国と、世界を舞台に妙法を弘めてきた。その幸福と平和の波動は、今や百九十の国々・地域に広がっている。仏法史上、未曾有の壮挙といっても、決して過言ではない。
3  世界で「前進」と「勝利」の集い
 あの国でも、この国でも、わが同志は、晴ればれと「5・3」を喜び合い、広布と人生の新たな「前進」と「勝利」へ、誇り高く出発される。
 全米二千五百地区に躍進したアメリカSGIは、地区を中心に、仏法対話の輪を大きく広げている。昨年(二〇〇五年)のハリケーンの被災のさいも、復興への希望の拠点となったニューオリンズの会館をはじめ、全米各地の会館や個人会場で、意気軒高に、「5・3」の記念勤行会が開催される予定である。
 南米の。ブラジルでは、光栄にも、ブラジリア連邦区、クリチバ市、ロンドリーナ市、カンベー市などで、5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を慶祝する議会が開催される。
 さらにまた、二万人を超える友が、ブラジル各地の会館などに喜々として参集され、勤行会や記念コンサート、婦人部の「リリオ(百合の花)合唱団」四十周年の集いなどが行われる。
 中米のエルサルバドルでも、会友である著名なピアニストや、ソプラノ歌手の方などが出演して、五月三日を慶祝する音楽会が、盛大に行われるとうかがっている。
 統合が進むヨーロッパでも、各国の友が記念の座談会や勤行会に集うとうかがった。
 また、「サント・ピクトワール山(聖なる勝利山)」が見守るフランス・トレッツの欧州研修道場では、オランダのメンバーが記念の研修会を開催する。
 お隣の韓国では、済州島の「済州韓日友好研修センター」で、「世界桂冠詩人の碑」の除幕式が盛大に行われる。これは、私が、世界詩人会議から「桂冠詩人」の称号を受章して二十五周年、世界詩歌協会から「世界桂冠詩人」賞を受賞して十一周年となることを祝い、韓国の同志の方々が企画してくださったものである。
 フィリピンでも「世界平和祈念勤行会」が行われる。また一万五千人の婦人部の友が「躍進友好総会」に集うことになっている。
 「仏教発祥の地」インドでは、首都ニューデリーをはじめ各地で支部総会を盛大に行う。二万三千人の友が集い、生き生きと幸福の道を語り合う。
 また、オーストラリアやニュージーランド、さらにアフリカのガーナやナイジェリア、南アフリカ、トーゴ、カメルーン、コートジボアールなどの各国で、記念の集いが行われる予定である。

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