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日蓮大聖人・池田大作

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第五十八回本部幹部会、全国壮年部幹部会… 新時代へ輝く人材城を

2006.3.9 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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1  生まれ変わったように光れ
 日蓮大聖人は、法華経の虚空会の会座に、無数の菩薩が集い来る姿を「星の虚空に充満するが如し」と仰せである。宇宙に充満する星のようだ――と。
 きょうは、日本中、世界中から、使命ある広布の人材が一堂に集ってこられた。
 わが学会には、広宣流布の人材が、満天のきら星のごとく、いちだんとさえわたってきた。世界一の団体と光り輝いてきた。
 美しく渦巻く銀河にあっても、巨大な星たちが幾万、幾十万と、一気に集中して誕生する現象がある。それが「スターバースト」と天文学で呼ばれる、爆発的な星の形成である。銀河が鮮烈な輝きを放つ。壮大なる大宇宙のドラマである。
 広宣流布の大回転にあっても、新しい人材が爆発的に誕生すべき時がある。今、新しいその時が来た。今こそ、全員が「会長」の自覚を持つことだ。広布の全責任を担い立つのだ。一人一人が「勇気」と「戦闘力」と「学会精神」を爆発させていくことである。
 嫉妬と悪口の輩にさえも「学会はすごい」「かなわない」「今までの何倍、何十、何百倍も人材が出てきた」と思わせるような戦いをしようではないか。
 その戦いの根本は何か。自分自身の人間革命である。組織をどう動かすか、ではない。自分を革命することだ。自分が生まれ変わっていくことだ。新しい自分の光、人間としての輝きを出していくことである。そして、その新しい輝きを、どこに向けていくべきか。後輩を育てること、広宣流布の人材を育てることに向けるのである。
 あの日あの時――仙台の青葉城祉での戸田先生の勇姿を、私は、生涯、忘れることができない。(一九五四年〈昭和二十九年〉四月二十五日)
 「創価学会は、人材をもって城を築け!」
 これが恩師戸田先生の永遠の指針である。
 私はもう一度、学会の偉大な前進の原動力となる人材の育成を始めるつもりである。
2  きょうは世界の五十の国と地域から、偉大な同志の皆さまが、おいでくださった。本当にありがとう! ようこそ!
 大聖人は、気高き信心を貫く女性たちを、「釈迦仏が、あなたの御身に入られたのでしょうか」(御書1393㌻、通解)等と、繰り返し繰り返し、讃えておられる。釈尊がその身に入っているがゆえに、広宣流布のために戦ってくださっているのだろうか。ありがたいことです――と。
 法華経(普賢品)には「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」(法華経六七七㌻)とある。
 あまりにも尊いSGIの友を、私たちは、「仏を敬うが如く」大歓迎しましょう!
3  女性を尊敬せよ、そこに発展のカギが
 学会においては、男性と女性は、一切、平等である。これを、あらためて申し上げておきたい。
 女性に、ますます広布の重責を担っていただく時代に入っている。実際、折伏をはじめ、あらゆる活動を支え、学会を守ってくださっているのは、女性である。お世辞ではなく、これが事実である。
 何度も拝してきた御文であるが、日蓮大聖人は「此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたりとみえて候」と、厳然と仰せである。
 男性が威張り、広布の女性を下に見る――それは、御聖訓に照らして、間違っている。また、民主主義に反するし、封建時代のような時代錯誤である。
 女性は、まじめで、純粋である。まっすぐな正義感がある。そうした女性を疎ましく思い、男性だけで物事を決めていくようになれば、学会の将来は危ない。混乱し、壊れかねない。
 男性が、心から女性を尊敬していけるか。ここに、永遠の発展への重大なカギがある。
 私は、根強い男性中心の風土を革命し、新しい「女性の世紀」を開くために戦っている。
 また、リーダーの団結が大事である。リーダーの心と心に距離があれば、そこに魔がつけ入り、組織は崩れていく。どこまでも「異体同心」で進んでいただきたい。

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