Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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方面長会 幹部が動き、友を鼓舞せよ

2006.2.25 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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1  難を受けてこそ正義の証
 「母親は、一家の太陽。心は、その温もりを求めるのです」(Clorinda Matto de Turner, Aves sin nido, Alfaguara.)
 十九世紀ペルーの女性作家マト・デ・トゥルネルの言葉である。
 うるわしき婦人部、女子部の皆さま方とそ、「創価の太陽」である。ひとたび、太陽が昇れば、闇は消える。雪はとけ始める。冬から春へ! 希望の光で未来を照らすのが婦人部、女子部の皆さまである。
 現在の隆々たる広宣流布の大発展も、創価の女性の皆さま方が戦ってくださった、おかげである。また、この二月も、各方面で女性の活躍が際立っていた。この場をお借りして、「たいへんにありがとうございます! 本当にご苦労さまでした!」と心から感謝申し上げたい。
2  日蓮大聖人は厳しく仰せである。
 「経文には、人々に憎まれるほど厳然と正法を受持し、弘めるのが末法の法華経の行者であると説かれている。そうであるのに難を受けず、人によく思われ、人の心に従って皆から貴いと思われているような者は、法華経の敵であり、世間の悪知識であると思いなさい」(御書五五六ページ、趣意)
 現実に「難」を受けたかどうか。そとに真実の正義の証がある。
3  聡明な女性の声が「新時代」を開く
 また大聖人は、「法華経を受持する女性は、他の一切の女性にすぐれるだけでなく、一切の男性にも超えている」(御書1134㌻、通解)と仰せである。広宣流布に進む女性ほど尊貴な人はいない。
 真剣で聡明な女性の声が、「新しい時代」を開くのである。
 幹部は、もっともっと、婦人部、女子部を大事にし、女性の皆さんが持てる力を自由に発揮できるようにしていかねばならない。そこに学会が、さらに未来に伸びていく「ホシ」がある。
 もしも男性の幹部のなかに、女性を下に見たり、アゴでさしずをするような態度の者がいれば、とんでもないことだ。絶対に許してはいけない。
 女性の目は鋭い。悪を許さない純粋さがある。悪と妥協しない真剣さがある。女性の声が、「権力悪の歯止め」になるのだ。女性の声を最大に尊重し、その声に謙虚に学んでいこうという「心」を持てるかどうか――ここに学会の「万代の勝利」の道がある。「心こそ大切なれ」である。この点を男性幹部は強く自覚していただきたい。

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