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日蓮大聖人・池田大作

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女子部・婦人部合同協議会 伸び伸びと楽しく女子部の新時代を

2006.2.14 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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1  教学の研績はすべて自身の宝
 きょうは女子部の代表の皆さんが集って、ひと足早く春を呼ぶ会合となった。
 いつもいつも、本当にありがとう! 心からご苦労さまと申し上げたい。
 また、ブラジルSGIの指導者の皆さま方も、遠くから、本当によく来られた。ブラジルは、偉大な歴史をつくりあげてこられた。世界広宣流布の「模範のなかの模範」の前進を讃えたい。帰られたら、皆さまにくれぐれもよろしくお伝えください。
 「女子部は教学で立て」とは永遠の指針である。
 今、女子部をはじめ、世界一の若き哲学者の皆さんが、「青年部教学試験一級」に向けて、真剣に研鎖されている。(=六年二月二十六日に実施)
 受験者も、それを応援する方々も、多忙ななかの尊い求道、本当にご苦労さまです。すべてが自身の最高の宝となることを、どうか確信してください。あと、もうひと踏ん張りである。「体に気をつけて、最後まで頑張れ!」と皆でエールを送りたい。
 今回の出題範囲の一つは、「観心本尊抄」である。この重書を日蓮大聖人がお認めになられたのは、流罪の地・佐渡であった。しかも、御年五十二歳。当時とすれば、たいへんな高齢であられた。最も厳しい状況のなかで、全人類が幸福になるための根本の軌道を、厳然と示していかれたのである。御本仏の大闘争をしのび、勇敢に信・行・学に励んでいきたい。
2  学会の将来は女子部で決まる
 これからは、女子部の時代である。いちだんと力を入れてまいりたい。もう一度、本格的に訓練し、新しい女子部をつくっていきたい。
 どんな団体も、女性を大事にし、育てたととろには、永続的な発展の道が開けていく。学会の将来も、女子部で決まる。女子部の成長が、学会の発展に直結している。どうすれば女子部が拡大し、心広々と、伸び伸びと活動できるか。真剣に探究し、実行する時代に入った。
 かりにも女子部を見下し、軽く扱うことがあってはならない。男性や婦人部に挟まれて、肩身の狭い思いをさせてはいけない。最大に励まし、ほめ讃え、自信をもって進めるよう、各部が一体となって、応援していくべきである。
3  幸福を決めるのは″心″
 長い人生の経験のうえから、女子部の皆さんの将来のために、大事な話をしておきたい。
 結婚したら幸せで、結婚しないと不幸なのか。結婚が早い人は幸せで、結婚が遅いと不幸なのか。そうではない。人生は、そう簡単ではない。複雑であり、非常に微妙なものだ。
 きょうまで幸せだった人が、明日は不幸の底に落ちるかもしれない。きょうまで不幸だった人が、明日は一挙に運命が開ける場合もある。
 また、外からは幸せな境遇に見えて、じつは不幸に泣いている人がいる。外からは不幸な境遇に見えても、生き生きと充実の人生を生きる人がいる。
 結局、幸福を決めるのは「心」である。これは唯心論を言うのではない。
 わが心こそ、仏界の生命がそなわる宝の器である。信行に励み、この仏界の生命をわき出してこそ、生涯にわたって確実な幸福の軌道を歩み、所願満足の人生を飾ることができる。
 日蓮大聖人は「さいわいは心よりいでて我をかざる」と仰せである。
 皆さまは、この正しき人生を歩んでいただきたい。そのためには、学会という清浄な信心の世界を、まっすぐに進んでいくことだ。

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