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日蓮大聖人・池田大作

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婦人部代表者会議 婦人部・女子部を中心に新しい広布の波を

2006.2.1 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

前後
1  母をほめ讃えよう!
 きょうはお忙しいなか、また寒いなか、本当にご苦労さま!
 新春より、紅梅・白梅のごとく、漫然と「広宣流布」の花また花を咲かせゆく、尊き婦人部の皆さまを、私は、妻とともに最大に讃えたい。
 目を見張る布教の前進も、「聖教新聞」の拡大も、たいへんにご苦労さま!
 皆さまの健闘に心から感謝し、記念の句を贈りたい。
  寒風に
    皆が讃えむ
      梅の花
  厳寒の
    王者の梅は
      春見つめ
 不朽の名作『母』で知られる、ロシアの文豪ゴーリキーはつづった。「女性をほめたたえよう、『母』を、このなにものにもうち勝つ生命の涸れることなき泉を!」(『イタリア物語』佐藤純一訳、『世界文学全集』82所収、講談社)
 母ほど、尊く美しいものはない。母ほど、強く気高いものはない。
 あの豪雪の村々でも、この北風吹く街々でも、婦人部の友は、健気に戦ってくださっている。
 皆さまの健康と絶対無事故を、私は毎日、真剣に祈っている。
2  時代は大きく変わっている。社会においても、女性の活躍はめざましい。海外では女性の首相が誕生している。企業や団体を見ても、女性のリーダーが、どんどん増えてきている。
 学会においても、これまで以上に女性を大切にし、さまざまな次元で、女性の意見を尊重する体制を築いていきたい。革命していきたい。
 「文化の高さは、女性への接し方によって決まる」(Алексей Максимович Горький, Полное собрание собинений, Т.21, Жизнь Клима Самина, ч.1, Наука)とはゴーリキーの言葉である。
 男性が威張って、女性を下に見る――そんなことがあってはならない。
 実際に、折伏や「聖教新聞」の拡大でも、一番、頑張ってくださっているのは婦人部である。あらゆる意味で、婦人部の皆さんが学会の大発展を支えてくださっている。広宣流布の推進力となってくださっている。
 そうした大功労の方々を大切にし、その意見を尊重していかなければ、衰亡してしまう。絶対に、そうなってはならない。
3  全員が「広布の責任者」との決意で
 学会は全員が平等である。役職が上だから偉いとか、そういうことは一切ない。大切なのは信心である。
 戸田先生が亡くなられた後、私は″全員が「私が戸田城聖である」との思いで立ってほしい″と訴えた。「私が広布の責任者である」との決意に全員が立つ。それが大切である。
 もしも将来、慈悲もなく、展望もなく、次の人材も育てない――そういう、ずるいリーダーが出たら、厳しく正さなくてはいけない。上の立場になって、だれからも何も言われなくなると、人は「自分ほど偉い者はいない」と勘違いするものだ。こんな愚かなことはない。
 婦人部の皆さんも、意見や要望があれば、どんどん言っていただきたい。言いたいことがあるのに、黙っていてはいけない。男性と調和し、男性を聡明にリードしながら、学会のため、広宣流布のために声をあげていく。下から上へ意見をぶつけていく。そうであってこそ、新たな前進がある。永遠性の発展がある。

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