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日蓮大聖人・池田大作

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第五十五回本部幹部会、全国青年部幹部会… 創立八十周年へ百年に匹敵する大前進を

2005.12.8 スピーチ(2005.8〜)(池田大作全集第99巻)

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1  大勝利の一年、ありがとう!
 この一年間の大勝利、大前進、本当にありがとう! ご苦労さまでした! みんな、本当に、よく戦った。よく勝った。多くの団体や組織が、後退を余儀なくされている厳しい時代である。そのなかにあって、わが創価学会は、隆々と勢いを増し、前進また前進を続けてきた。見事な大勝利であった。すべては、会員の皆さまの忍耐と努力の大闘争のおかげである。
 重ねて、「この一年、本当にありがとうございました!」と心から感謝申し上げたい。
 広布に戦った功徳が、どれほど大きいか。皆さま方が無量無辺の福徳に包まれゆくことは絶対に間違いない。その福徳は、一家一族、先祖や子孫にまでも流れ伝わっていく。それが、御書や経文に説かれた仏法の方程式である。
 きょうは、なるべく、堅苦しい話はやめにして、懇談的に語らせていただきたい。この一年を戦いきった皆さん方が、ゆったりと心安らいでいただけるような、楽しい集いにしてまいりたい。
2  後世、必ずや、世界史の偉業と輝いていくであろう、偉大なる広宣流布の陣列――。妙法の大遠征を戦い、その途上で逝かれた方々を、私たちは、永遠に忘れてはいけない。きょうも、私は、妻とともに、亡くなられた同志を偲び、懇ろに追善のお題目を送らせていただいた。
 大聖人の御在世当時も、広宣流布の陣列に名前を連ねた、数々の在家の門下たちがいた。
 大聖人をお慕いする門下たちは、大聖人がいらっしゃる佐渡や身延にまで、遠く危険な道のりを歩みぬいていった。そのなかには、幼子を連れた女性もいた。かなりの年配の方もいた。
 大聖人のもとにお届けした御供養の品も、一生懸命に節約して用意したものであろう。こうした門下の″広宣流布の志″を、大聖人は心から讃嘆された。″ありがとう、本当にありがとう″″こんなところまで、よくきてくださいました″と深い深い感謝の心で包んでいかれたのである。
 ある信徒から贈られた御供養には、″涙が浮かんできた″と述べておられる。(御書1583㌻)
 今、海外の同志が、経済的にも大変ななかで、お金をためて、旅費をつくり、仏法の研鎮のために来日してくださっていることも、よく存じあげている。だれが讃えなくても、大聖人が讃えてくださっている。十方の諸仏・諸天が守ってくださっている。
 海外の皆さま、世界広宣流布の″地涌の同志の集い″に、ようこそ、お越しくださいました。私たちは最高の喜びと、最大の尊敬をもって、海外の皆さま方を歓迎申し上げたい!
3  仏の同志を最大に守り讃えよ
 晩年の大聖人は、身延の山中で、粗衣粗食の生活を貫かれた。夏は草深く。冬は雪多く。そこに質素な庵室を構え、令法久住のために重要な法門を説き、弟子の薫育に全魂を注いでいかれた。
 大聖人は、訪れた門下を、それはそれは大切にされた。門下の求道の姿を喜ばれ、″一緒に食事でもしましょう″″お疲れでしょうから泊まっていきなさい″と、長旅の労をねぎらつていかれたのではないだろうか。
 食事といっても、特別な料理はなにもない。また泊まるといっても、当時は蒲団などないし、うすっぺらなものを寝具として使っておられた。それらを御自身も用い、門下にも用意してあげながら、″風邪などひかないように″等と心を配ってくださったことが察せられるのである。
 そこには、″自分は僧侶だから″″聖人だから″という権威ぶった態度など微塵もなかった。あくまでも、同じ人間として、同志として、門下を尊ばれた。
 「仏」といっても、人間とかけ離れた世界にいるのではない。ただ南無妙法蓮華経と唱える人々の胸中の肉団にこそ″仏の生命″は涌現する。ゆえに、妙法を持った人が最も尊い。その人こそ「仏」である。この「仏の同志」を最大に守り、讃えよ!――ここに日蓮仏法の真髄があり、法華経の根本精神があり、創価学会が進んできた道がある。
 だからこそ学会は、ここまで伸びた。世界に大発展したのである。権威主義の宗教は、没落しかない。滅びるしかない。その実態は皆さんがご存じのとおりである。学会は勝った! 大聖人直結で勝った! 「創価学会、万歳!」と、声高く叫びたいと思うが、いかがだろうか。
 次は、創立八十周年(二〇一〇年)を大勝利で迎えたい。五年後に、皆さんが、どれほど福徳を積んでおられるか。幸福になっておられるか。さらに青年部の諸君が、どこまで成長しているか。私は楽しみにしている。ともどもに、健康第一で進んでまいりたい。

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