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日蓮大聖人・池田大作

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第四十九回本部幹部会、第四回東北総会 さあ前進! 世界広布の「本門の時代」を

2005.5.18 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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1  連戦連勝の四十五年間、全同志に感謝
 東北の皆さま、新世紀第四回の総会、おめでとう! 東北は本当に伸びてきた。新しい人材の東北ができてきた。私はうれしい!
 また、海外のSGIの皆さま、遠いところ、ご苦労さまです!
 全国の同志の皆さま方にも、「ご苦労さま、ありがとう」と心から感謝申し上げたい!
 恩師戸田先生は、つねづね、こうおっしゃった。
 「正義は絶対に勝たねばならない。正義が負ければ正義ではなくなる。創価学会は、正義の中の正義の団体である。
 ゆえに、絶対に勝たねばならない。勝ってもらいたい。永遠に勝ちぬき、勝ち誇って、一生を送ってもらいたい」
 厳しく、正しき恩師の指導であった。
 私が戸田先生の弟子となり、第三代会長に就任して、本年で満四十五年。
 この恩師の言葉のとおり、全国の同志が力を振りしぼり、何があっても我慢して、広宣流布のために戦い、勝ってくださった。忍耐と希望を持ちながら、敢然と前進してくださった。
 それゆえに、会長就任以来、この四十五年間を連戦連勝で進んでくることができたのである。すべでは、皆さまのお力と護りがあったからである。
 見事なる連戦連勝を飾った全国、全世界の同志の皆さまに、もう一度、心から御礼申し上げたい。本当にありがとう! 本当に、おめでとう!
 海外の皆さまにも、重ねて御礼申し上げます。海外の友のはつらつとした姿は、日本の同志に計り知れない勇気と希望を贈っているのです。重大な使命の方々です。
 さらにきょうは、大切な創価の僧侶である青年僧侶改革同盟の皆さまも参加してくださった。ご苦労さまです!
2  難こそ誉れ! 正義の民衆は戦い勝った!
 最初に「勝負」という観点から、いくつか懇談的に話したい。広宣流布の戦いは、魔との連続闘争である。
 これまでも、何度か語ってきたが、若き日、私は、大阪の地で、無実の罪で捕らえられた。「大阪事件」として、学会の歴史に厳然と記されている。(=「大阪事件」とは、一九五七年〈昭和三十三年〉の七月三日、名誉会長が無実の選挙違反の容疑で逮捕された事件。四年半の裁判を経て、一九六二年一月二十五日、無罪判決が出され、まったくの冤罪だったことが証明された)
 すべては、正義の民衆の連帯である学会の前進を妬み、憎み、破壊せんとする権力の陰謀であった。それは、皆さんがご承知のとおりである。
 日本の国は、「嫉妬の思いが甚だしい国である」(御書544㌻、通解)――。
 日蓮大聖人は、このちっぽけな「嫉妬の国」に、あえて凡夫の姿で、お生まれになられた。
 そして、数々の大難を招き寄せ、御自身が法華経の行者であることをお示しになって、全民衆の救済の道を開いていかれたのである。
 わが学会もまた、民衆の中で生まれた。正義ゆえの数々の大難を受けながら、民衆とともに、民衆の幸福のために戦ってきた。勝ってきた。この事実こそ、学会が大聖人直結の仏意仏勅の団体であかる証にほかならない。これほどの誉れはないのである。(拍手)
3  勝負を決するのは「人材」である。
 戸田先生は、人材をこよなく愛された。つねに人材を見つけ、人材をつくり、人材を立派に育てていくために、あらゆる手を尽くされた先生であられる。とくに、これと見込んだ青年に対しては、それはもう容赦なく訓練された。針の先でつつくように細かいところまで目を光らせておられた。この恩師の厳愛の薫陶ありて、学会の人材の城が築かれてきたことを忘れてはいけない。
 戸田先生は、厳しき戦いのなかで人材を鍛錬された。
 常勝関西の源流となった昭和三十一年(一九五六年)の「大阪の戦い」。戸田先生から総指揮者に任命されたのが私であった。
 文字どおり、「不可能を可能にする」戦いである。そこに先生は、私を送り込まれたのである。
 晩年の戸田先生が「勝って、わが人生の最後を飾りたい」というお心であったことは、私もよくわかっていた。また、学会の将来を見据えて、「大作がどこまでできるか見ておきたい」というお気持ちもあられたようだ。ともかく、私は戦うしかない。勝つしかない。
 「私は勝つ! 断じて勝つ!」と心に決めて、走りに走った。そして、後世の人が仰ぎ見る、民衆勝利の大金字塔を打ち立てたのである。
 きょうは、尊敬する関西の同志も来てくださっている。常勝の魂を継承しゅく関西青年部の諸君も頼もしい。いつも本当にご苦労さまです。ありがとう!

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