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日蓮大聖人・池田大作

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「5・3」記念最高協議会 「異体同心」で圧倒的な勝利の歴史を

2005.5.3 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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1  全同志の奮闘に心から感謝!
 五月三日、おめでとう!(拍手)
 皆さま方のおかげで、創立七十五周年の「創価学会の日」を、すべてに勝利して、最高に晴ればれと迎えることができた。日本の全方面、そしてまた、世界百九十カ国・地域の尊き同志に、最敬礼して感謝申し上げたい。
 今、全国の同志が、広宣流布のために、一生懸命に動き、戦っておられる。あまりにも尊いお姿である。学会本部にも、全国から、多くの友がお見えになり、五月三日を祝賀してくださっている。
 法華経に「当に起つて遠く迎えて当に仏を敬うが如くすべし」とある。私は、大切な同志を、この経文の心のままに、「仏を敬うが如く」お迎えし、題目を送らせていただいている。どうすれば皆が「来てよかった」と喜んでくださるか。私は真剣である。
 リーダーの奥底の一念が「学会のため」「会員のため」なのか、結局は「自分中心」なのか。この一念の差で、前進か後退かが決してしまう。広布のリーダーは「創価学会は私が守る」と決めることだ。そして、その責任感の上に、「異体同心」で進むことである。
2  日蓮大聖人は仰せである。
 「(第六天の魔王自身が邪魔をしてきでも)諸天善神等は日蓮に力を合わせてくださったゆえに、竜の口の法難さえも勝つことができた。そのほかの大難をも切りぬけることができた。今は魔王も、こりていることであろう」(御書843㌻、通解)
 仏法は勝負である。広宣流布は、永遠に仏と魔との戦いである。その大闘争を、魔王さえもこりるほどの強さと執念をもって勝ちぬいていくよう、大聖人は教えておられる。
 わが創価学会は、法華経と御書に説かれるとおりの大きな難を受けてきた。とくに「言論問題」「第一次宗門事件」「第二次宗門事件」など、十年ごとに「三類の強敵」の迫害を乗り越え、勝ち越えながら、この五月三日を迎えてきたことは、ご存じのとおりである。
 そして、創立七十五周年の今年は、ありとあらゆる広宣流布の戦いに、「全面勝利」の晴はれやかな実証を示しきっての五月三日となった。この学会の威風堂々たる前進に、日本の各界が注目し、驚嘆している。私のもとに、そういう声が数多く寄せられてくる。
 これもひとえに、諸天善神であり、菩薩であり、仏にも等しい学会員の皆さま方が、仏意仏勅の創価学会に「力を合わせて」、勇敢に、忍耐強く戦いぬいてくださったおかげである。
 正法の敵と戦った人、まっすぐに自分自身の責任を果たしぬいた人は仏となり、三世にわたって、王者の境涯を得る。戦わなければ、仏にはなれない。仏法は厳しい。
 人間、だれが偉いのか。「広宣流布のために戦った人」が偉いのである。
 なかんずく、婦人部の皆さま方の奮闘は、あまりにも偉大である。御聖訓どおりの下劣な「悪口罵詈」「讒言」「讒訴」の難にも、婦人部の皆さまは微動だにしなかった。
 御聖訓に「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」とある。
 牧口先生は、「愚人に憎まれたるは第一の光栄なり」と言われた。
 この教えのままに、皆さまは、三障四魔が競い起これば競い起こるほど、「師弟の心」をいちだんと燃え上がらせ、「正義の眼」をいちだんと研ぎ澄まし、広布の組織を守りぬいてくださった。
 だから学会は強い。だから学会は勝った。私たちは、最大の感謝と賞讃の心をもって、崇高なる五月三日「創価学会母の日」をお祝い申し上げたい。(拍手)
3  戸田先生「広布に尽くす同志を永遠に讃えよ」
 戸田先生は、会長に就任された日の決意をこうつづっておられた。
 「私は自分のからだ全体を学会のなかに投げ出し、世の苦悩の民衆のなかに葬むると決意したのである。この決意の日が、昭和二十六年五月三日であったのである」(戸田城聖全集』3)
 私は、昭和三十五年(一九六〇年)の五月三日、第三代会長就任のこの日、戸田先生を偲びながら詠んだ。
  五月晴れ
    この日この時
      久遠より
    覚悟の旅路
      ついに来れり
 妻も、この日を、「わが家の葬式の日」との決心で迎えた。これが、「五月三日」を貫く師弟の決意であり、覚悟なのである。

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