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日蓮大聖人・池田大作

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「立宗の日」記念勤行会 「日蓮が如く」勇敢に進め

2005.4.28 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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1  世界広布の大功徳は永遠に不滅
 きょうは、七百五十二周年となる「立宗の日」を、世界百九十カ国・地域の同志とともに、最高の勝ち戦のなか、晴ればれと慶祝することができ、これほどうれしいことはありません。
 この学会本部第二別館の御本尊には、「賞本門事戒壇正本堂建立」とお認めであります。すなわち、「本門事の戒壇」たる正本堂建立寄進の功を讃えられて、日達上人より賜った賞与御本尊であられる。
 大聖人の御遺命に寸分違うことなく、三大秘法の妙法を、全世界に広宣流布してきた創価学会の大功徳は、永遠に不滅であり、誰人たりとも壊すことなど、絶対にできないのであります。
 この正本堂を破壊した日顕宗の権威主義の鎖を断ち切ったことは、宗祖日蓮大聖人、二祖日興上人も、さぞかし、喜んでおられるに違いありません。
2  思えば、大聖人、日興上人の時代には、五老僧など上位の坊主たちが師敵対しました。
 御聖訓には、「外道の末流が、仏教の内部に出来する」(御書九五九ページ、趣意)、また「天魔が、権力者や権勢の坊主などに取り付いて、日蓮を怨む」(御書一三四〇ページ、趣意)、さらに「高僧等が、仏法を滅失する」(御書一五二一ページ、趣意)との迫害の方程式が、明確に説かれております。
 戦時中、創価教育学会が軍部権力から大弾圧を受けた時には、牧口先生と戸田先生以外の、最高幹部の多くは退転した。大恩ある牧口先生を逆恨みし、さんざん、悪口罵詈して去っていった輩もいる。
 「なんと卑怯な意気地なしどもか!」と、戸田先生は激怒なされた。
 戸田先生の時代に、理事長だった人間らが、後に先生に弓を引き、去っていったことは、ご存じのとおりである。
 「断じて、悪魔や魔民につけいるスキを与えてはならない。一閻浮提広宣流布への正義の流れを、絶対に断絶させてはならない」
 これこそ、釈尊、そして大聖人より、わが創価学会が託されている遺誠なのであります。仏法を壊乱する者を許してはならない。
 「慈無くしていつわり親しむは是れ彼が怨なり能く糾治せんは是れ護法の声聞真の我が弟子なり」であります。
3  ともあれ、「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」であります。
 戸田先生は言われました。
 「会員に慕われる幹部になれ!」
 「会員が喜び、希望に燃えるように、指導できる幹部になれ!」
 「恩知らずの幹部になるな!不知恩の人間になるな!」
 「つねに学会員を思う幹部であれ!」
 「つねに広宣流布を思う幹部であれ!」
 これがわれらの「毎自作是念」である。なかんずく幹部の皆さまは、広宣流布の先頭に立つ存在である。会員を温かく包容し、真心から激励しなくてはならない。
 御聖訓には、「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」、そしてまた、「日蓮が弟子と云つて法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ」と仰せであります。
 どうか、「末法万年尽未来際」へ向かって、大聖人の「勇敢なる弟子」として、そしてまた、大聖人の「誇りある弟子」として、仏意仏勅の立正安園、そして、広宣流布を、断固として果たしていくリーダーであっていただきたい。
 (学会本部第二別館)

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