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日蓮大聖人・池田大作

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総東京代表協議会 同志愛に生きよ! 大目的へ心を一つに

2005.4.4 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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1  広宣流布は「声」で進む!
 きょうは、ご多忙のところ、ご苦労さまです。総東京代表協議会を、各地の方々と有意義に行いたい。各分野における皆さま方の真剣な戦い、また、力強き指導を、うれしく思っています。
 これからも、いちだんと健康で、すべてに、明るく、朗らかに、勝ち進んでまいりたい。誠実にして情熱的な発展への指揮を、なにとぞ、よろしくお願いします。
 それが、自分自身の功徳となり、広宣流布の前進となるからです。
 仏法では「声仏事を為す」と説く。
 声が大事である。学会はつねに、この「声の力」で勝ってきた。いくら心ですばらしいことを思っていても、それだけでは、相手にはわからない。黙って笑顔を浮かべているだけでは、伝わらない。ゆえに、大事なのは、心の思いを言葉に表していくことだ。
 「ことばと云うは心の思いを響かして声を顕す」と仰せのとおりである。
 みずからの信仰体験を堂々と語っていく。そしてまた、自分が感じた学会の真実の姿を、ありのままに訴えていく。その生き生きとした声の響きが、広宣流布の勝利と前進の原動力なのである。
 たとえば、商売をするにも、やはり、しゃべった分だけ、宣伝になる。勢いが出る。繁盛もする。広宣流布も同じだ。リーダーは、しゃべらなければいけない。言うべきことを言いきっていかねばならない。
2  語らなければ、心は伝わらない。心を伝えることができなければ、人は動かない。
 また、頑張った人、努力している人、苦労している人を、率先して、讃えてあげることだ。
 ″よく頑張ってくださいました!″″本当に、うれしいです!″″ありがとうございました!″と。
 わざわざ口に出して言わなくても、きっとわかっているだろう――そう思うのは、幹部の怠慢である。さらにまた、真剣に広布に戦っている同志を、澄ました顔で眺めているだけの幹部であるならば、あまりにも無慈悲である。
 邪悪には、厳しく「糾弾の声」を上げることだ。幹部が、悪に対して、おとなしくして、何も言わない。それは、偽善であり、保身であり、臆病である。そこに、「魔」はつけいってくる。
 リーダーは、こうしたスキを断じてつくってはいけない。声を上げなければいけない。正義の声が「魔」を切っていくのである。
 だからこそ、大聖人は若き門下に「いよいよ声を張り上げて、責めていきなさい」(御書1090㌻、通解)と教えているのである。
3  これまで学会は、「女性の声」で勝ってきた。婦人部の皆さま方の「勇気の声」で、勝利また勝利の道を、敢然と開いてきたのである。
 その点、どうしても、男性幹部は弱い。外に向かってしゃべれない。組織に守られている場合が多い。わが学会は、リーダーの一人一人が、もう一歩、勇気を出して、思ったとおりに語っていけば、心の底から叫んでいけば、まだまだ、今の「十倍の力」を発揮できる。私はそう思っている。男性の皆さん、よろしく頼みます!
 声を出すことが、自分自身を変える。他人を変える。さらに、社会を変え、時代を動かしていく。まさに「声」が仏の仕事をするのである。この一点を、ともどもに銘記してまいりたい。

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