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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表協議会 創価の人間主義を世界が讃嘆

2004.12.28 スピーチ(2004.9〜)(池田大作全集第97巻)

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1  平和と文化の旗手として勝ちまくれ!
 年の瀬の慌ただしいなかを、集まってくださり、本当にありがとう。
 初めに、この席をお借りして、今回のインドネシア・スマトラ島沖の大地震と大津波(十二月二十六日発生)による未曾有の被害に対し、心からお見舞い申し上げます。
 私も、今回の災害で、尊い命を失われた犠牲者の方々を追善し、真剣に題目をあげさせていただいております。関係者の皆さま方に謹んで哀悼の意を表します。
 さらに、現在、懸命に進められている救援活動が進展し、一人でも多くの方が救助されることを、ともどもに深く祈ってまいりたい。
 私の胸には、いつも、恩師戸田先生の姿がある。
 先生と語り、未来を展望した、一つ一つの場面を、私は生涯、忘れることができない。
 戦後、先生の事業は苦境におちいった。私は全精力をそそいで、一切の矢面に立って道を聞いた。私は肺病を患い、医者から″三十までは生きられない″と言われた。戸田先生は、「大作は長く生きられない」と、人目もはばからず落涙されたともうかがった。
 広宣流布へ戦う師弟は壮絶なものである。これは何百回、何千回言っても、言葉だけでは表現しきれない。師とともに! 広宣流布のために!
 ここに心を定め、ひとすじに生きぬいてこそ、自分自身の最高の力が輝いていく。永遠の勝利の記念碑を打ち立てることができる。どうか一人一人が、誉れある平和と文化の旗手として、わが使命の舞台で、勝って勝って勝ちまくっていただきたい。
2   仏にほめられる境涯たれ
 日本列島をはじめ、世界百九十カ国・地域の、広宣流布に邁進されゆく尊き全同志の一年間のご健闘を、私は心から讃嘆申し上げたい。(拍手)
 この一年、皆さま方のおかげで、見事な「勝利また勝利」の一年を飾ることができた。
 有名な「異体同心事」の一節には「あなたは、長年にわたって法華経への奉公を厚くされてきたうえ、このたびはまことに勝れた御志が見られると、人々も言っています。また、彼らも言っています。一つ一つ、私が承って、日天にも(諸天善神の一つである)天照大神にも申し上げています」(御書一四六三ページ、通解)と仰せである。
 日蓮大聖人は、強き信心をもって広宣流布に行動した人のことを、すべて知ってくださっている。わが生命に、そしてまた、わが一家眷属に、無量無辺の大功徳を積みゆく一年となったことを、晴ればれと確信していただきたい。
 かつて戸田先生は、一年の締めくくりにあたり、同志をねぎらいながら言われた。
 「顧みると、今年は遺憾がなかっただろうと思います。来年も同じく、自分たちの信仰のうえにたって、来年の目標を完遂して、たえず、凡夫にほめられるのではなくて、仏さまにほめられる境涯になろうではありませんか」(『戸田城聖全集』4)
 そして新年にあたり、とう書きつづられている。
 「『一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』の御聖訓を日夜誦して、きょうよりも明日、今月よりも来月、ことしよりも来年と、いよいよ信心強盛に励むことが、一年の計の基本であり、一生の計の根本となるのだ」(同全集1)
 私どもは、妙法という宇宙と生命の最極のリズムにのっとりながら、新しい一年をさっそうと出発してまいりたい。
3  明年の一月二十六日で、わがSGIは、記念すべき発足三十周年の佳節を迎える。
 本日は、SGI公認通訳の代表の方々も参加されている。いつも、本当にありがとう!(拍手)
 本年も、皆さま方をはじめ、多くの関係者のご尽力をいただいて、各言語での出版活動が推進された。この十一月十八日には、「御義口伝」の英語版が発刊された。
 日蓮仏法の真髄の法門を学ぶSGIの友が、どれほど偉大な世界広宣流布の「行学の英雄」と育ちゆくことか。私の心は躍る。
 私の著作や対談集の外国語版も、今年だけで五十四点が新たに発刊された。現在、私の著作は、世界の三十四言語で出版されていると、うかがっている。各国での発刊にご尽力くださった皆さま方に、深く感謝申し上げたい。
 皆さまのおかげで、私たちの思想と運動に寄せられる共感と理解は、いちだんと大きく、深く、広がってきた。創価の人間主義の前進を世界の知性が讃嘆する時代が、本格的に到来している。
 (=この一年で池田名誉会長が受章した世界の大学・学術機聞からの名誉博士・名誉教綬などの学術称号は十九、世界の各都市からの名誉市民称号は三十八、国家や議会、大学や各種機聞から、海外からだけで百三十の顕彰が贈られている)

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