Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

婦人部・女子部最高協議会 前進は「勝利の道」希望は戦う心に輝く

2004.12.3 スピーチ(2004.9〜)(池田大作全集第97巻)

前後
1  良心に目覚めた女性の団結とそ必要
 婦人部・女子部の最高協議会の開催、おめでとう!
 きょうは、東京、第二総東京、そして神奈川、東海道、埼玉、千葉、関東からも代表が参加してくださった。遠方から、ご苦労さまです。
 全国の婦人部、女子部の皆さま方のおかげで、わが学会は、名実ともに日本一、世界一の平和の大連帯を築くことができました。本当にありがとう。(拍手)
 今、私は「次の五十年」の勝利へ、あらゆる手を打っている。これからが、いよいよ本格的な戦いである。仏意仏勅の学会の恒久的な発展のため、そして世界の平和と人類の幸福のために、万代に輝き光る広宣流布の基盤をつくってまいりたい。
 「幸福は精神が最大限に活動するとき生まれる」(『恋愛と結婚』下、小野寺信・小野寺百合子訳、岩波新書)
 これは、創価の父・牧口先生も評価されていた、北欧スウェーデンの女性教育者エレン・ケイ(一八四九年〜一九二六年)の有名な言葉である。
 まさしく、わが婦人部、わが女子部の崇高な活動の姿といってよい。
 この一年も、最高最大の「精神の闘争」に奔走され、永遠に崩れざる幸福を創造してとられた皆さま方を、私は、妻とともに、心から讃嘆申し上げたい。
 複雑化しゆく社会の諸問題を打開していくためにはいったい、何が必要か。エレン・ケイは、「社会的良心に目覚めた女性」の「新しい力」を結集し、団結させていくことであると展望していた。その模範のなかの模範こそ、わが創価の女性のスクラムなのである。
2  あまり知られていない記念日であるが、きょう十二月の三日は「妻の日」である。
 つまり、一年聞にわたる「妻」の労をねぎらい、感謝する日である。
 一年の締めくくりの十二月にあたり、感謝を表す英語の「サンクス」の響き(「サン」と「三」のころ合わせ)から、この日が選ばれた。
 日本の活字文化を大きく担われる「凸版印刷株式会社」によって制定されたものである。(日本記念日会編『記念日ハンドブック〈2001年版〉』日本経済新聞社、参照)
 その意味からも、きょうは、全国の″夫一同″を代表して(笑い)、″微笑ほほえみの妻″の皆さまに、心からの感謝を捧げたい。(拍手)
3  婦人部、女子部は二十一世紀の希望
 今年、お迎えしたインドの名門ラビンドラ・バラティ大学の気高き女性教育者ムカジー副総長は、しみじみと述懐しておられた。
 (=ムカジー副総長は、二〇〇四年二月、同大学から、池田名誉会長に「名誉文学博士号」を授与するために来日。その折、東京・信濃町の創価世界女性会館を訪問した)
 「世界女性会館に来ることができて、本当に幸せです。世の女性は、いつもたくさんの苦労を抱えています。しかし、ここに来れば、皆、ほっとして、心を和ませるにちがいありません。
 そして『人類の文明を向上させるのは女性だ。私自身の中に、その力と強さがあるんだ』ということを、ここに来れば、皆、必ず気づくことでしょう」と。
 婦人部、女子部の皆さん方の存在それ自体が、二十一世紀文明の希望の光明となっていることを確信し、心広々と、また心晴ればれと進んでいっていただきたい。

1
1